間違った方法では効果が半減!保湿力を高める化粧水のつけ方は?

12月に入って気温がぐんと下がるようになりましたね。女性のお客様が多いネイルサロンでは、暖房の温度を高めに設定しているところも多いでしょう。

ただ、そうなると毎日働くネイリストさんとしては、気になるのが肌の乾燥。しっかり保湿するためにと、化粧水をたっぷり使っている方もいらっしゃるかと思います。

でも、「なかなか乾燥が改善されない…」と感じたことはありませんか?実は、化粧水は間違ったつけ方をしてしまうと、保湿どころか乾燥を悪化させてしまう場合があるのです。

保湿力のある化粧水を選んでいるのに、いまいち効果が感じられないという方は、一度自分のつけ方を見直してみてください。しっかりと肌に浸透させる正しいつけ方を学んで、いつも潤った肌を手に入れましょう

化粧水を使う目的

肌に水分を補う

化粧水には肌に水分を補うという目的があります。洗顔後の肌は、潤いを保つために必要な成分が洗い流されてしまい、とても刺激を受けやすくなっている状態です。

そこに水分を補ってあげることで肌の状態を落ちつかせることができるのですが、水分と言っても、ただの水だけでは表面が濡れる
だけで、またすぐに乾燥してしまいます。

化粧水は70~80%が水分ですが、その他にさまざまな保湿成分が配合されており、肌に浸透しやすいように作られているのです。

肌を整える

他にも化粧水には、水分を与えることで肌の状態を正常に整えて、皮膚を柔らかくするといった効果もあります。

肌の水分を保持し、潤いを与えることで化粧水に含まれている美容成分を肌に届きやすくし、次の乳液や美容液の浸透も良くしてくれます。

いつも何気なく使ってしまいますが、色々なはたらきをしてくれているのですね。

目的別に選べる化粧水

お店にはたくさんの化粧水が並んでいますが、種類が豊富でどれを選べばいいか迷うこともしばしば。せっかくなら自分の肌悩みに効いてくれそうなものを選びたいところですよね。

例えば、
・シミやそばかすが気になる時は美白効果のある化粧水

・乾燥しがちな時は、保湿成分に重点を置いたもの

・ニキビ肌を落ち着けるもの

・エイジングケアに効果のあるもの

など、本当にさまざまな種類がありますので、自分の目的にあったものを使いましょう。

コットン?手?化粧水をしっかり浸透させるつけ方とは

化粧水を肌につけるとき、コットンを使う方法と手のひらを使う方法があります。どちらが良いかというのは、どちらにもメリット・デメリットがあり、絶対にこっち!という決まりはありません。

自分の使いやすい方で構いませんが、どちらにしてもつけ方を間違うと効果は半減してしまうので、正しい方法を知ってくださいね。

コットンで化粧水を浸透させる方法

コットンを使うときは、化粧水をたっぷりと含ませます。コットンの裏側まで化粧水が浸透するのが目安。あまりバシャバシャにしすぎてもダメですし、化粧水が足りなくても肌に刺激を与えてしまうので気をつけてください。

必要量をコットンに含ませたら、顔の中心から外側へ、下のほうから上のほうへリフトアップするように優しくパッティングしていきます。パッティングというと、ペチペチと叩くようにする人がいますが、これは間違い。

コットンで優しく肌を押さえるようにしていくのがポイントです。乾燥の気になるところや、忘れがちな部分にはもう一度化粧水を重ねづけしても。

最後に手のひらで顔を包むようにプレスすると、体温で化粧水が浸透します。

手のひらで化粧水を浸透させる方法

次に手のひらを使う方法です。まず手のひらに必要量の化粧水をとり、体温で温めながら両手にのばして、顔に馴染ませていきます。

このときもコットンと同様に、顔の中心から外側へ、下から上という流れを意識して、優しくマッサージするように馴染ませます。

まんべんなく馴染ませたら、最後に顔を手のひらで包むようにプレスしましょう。こちらも、水分が足りないと感じる場所は重ねづけで補います。

しっかり浸透させるために大切なことは

化粧水を肌にしっかり浸透させるには、化粧水のつけ方はもちろんですが、その他にも気をつけることが。洗顔後やお風呂上がりには、なるべく早く化粧水をつけましょう。

肌が乾いて乾燥が進んでしまうと、化粧水がなかなか浸透してくれず、肌に馴染みにくくなってしまうので、すぐに化粧水をつけることを習慣にするのがいいですね。

やってはいけない化粧水のつけ方

肌は優しく扱いましょう

化粧水をつけるときに、ついバチバチと叩きつけるようにパッティングすることはありませんか。一時期はこの方法が保湿に効果的というような話もあり、これが正しいと思っている人も多いかもしれませんが実は大きな間違い。

肌に大きな刺激になってシミやシワになることがあるうえ、毛細血管が切れてしまい赤ら顔の原因になってしまうこともあります。

ゴシゴシとこするように化粧水をつけるのも同じです。肌への摩擦はいいものではありません。肌はできるだけ刺激を与えず、優しく扱うようにしましょう。

化粧水の量は多くても少なくてもダメ

よく「安い化粧水をたっぷりとつけて保湿」という人がいます。確かにたっぷりつけると肌がしっかり潤うような気がしますが、実は肌に浸透する水分量は決まっているので、大量につけたからといって、より潤うということはありません。

反対に少なすぎるのも、乾燥を補えず効果が半減してしまいます。化粧水はメーカーや種類によって一度の使用量が違います。

ほんの少しでいいものもあれば、多めに使うものもあるので、使用量は必ずチェックしましょう。

化粧水だけで済ませるのはNG!

肌がベタつく夏場などには、化粧水だけでスキンケアを完了してしまう人も多いかもしれません。しかし、いくらベタついていたとしても化粧水のみでは水分が蒸発してしまい、肌内部は乾燥状態になっているのです。

化粧水の後には必ず潤いを閉じ込める役割を持つ乳液や美容液を重ねて、保湿効果を持続させましょう。

まとめ

いくら高価な化粧水を使っていても、正しいつけ方をしなければ化粧水の持つ効果が発揮されないのですね。ほんの少し気をつけるだけで、肌はぐんと変わります。

また、すでに乾燥が進みゴワついてしまった肌でも、これからしっかりと正しいケアをしてあげることで潤いを取り戻し、柔らかい肌に戻してあげることもできます。

もしも今まで間違った方法でスキンケアをしていたのなら、すぐに正しいケアを覚えていきましょう。5年後・10年後も潤いのある肌でいられるよう、毎日のケアを積み重ねていくことが大切です。

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