人は見た目が100パーセント?ネイリストのエプロン事情

ネイルサロンで働いている人に質問です。あなたが仕事で着けているエプロンは、最後に洗ったのはいつですか?思い出せない人は要注意。思わぬところからお客様からの信頼を損ねているかもしれません。

今回は、ネイリストになくてはならない「エプロン」の話。キャリア17年ネイルサロン経営&ネイルスクール講師が、解説します。

サロンワークでの服装

ネイルサロンでの勤務時において、ネイリストは何を着ているのでしょうか?ほとんどのサロンは以下のどちらかです。

・私服の上にサロン指定エプロン
・私服にトップスだけサロン指定の上衣(白衣など)
・制服着用(ワンピースや、セットアップなど)

圧倒的に多いのは、私服&エプロンです。制服があるサロンは多店舗展開している大手が多いです

上半身、意識していますか?

私服&エプロンで勤務するネイリストにとって、困るのが私服に何を着るかということ。

お気に入りの服を着て行って、カラージェルなどで汚れてしまったらいやですよね。かといってわざわざ仕事着にお金をかけたくないし、という方も多いはず。

「どうせエプロンを上から着るから下はなんだっていいや~。」
そんな風に油断してしまっていませんか?

サロンワークの際、ネイリストとお客様はテーブルに向かい合うかたちで施術をします。
その際、お客様の目にはいるのはネイリストの上半身です。

美容院と異なりお客様はネイルの施術中に雑誌を見たりができないのでヒマになります。ネイリストのネイルはもちろんのこと、エプロンや袖口、髪形やアクセなどに目が行きがちです。

もし、担当ネイリストのエプロンがダストまみれで汚れていたら?エプロンの下からのぞいて見える私服がヨレヨレだったら?髪の毛が痛んだりフケがついていたら?

私だったら、絶対次は接客してほしくないですね。

人は見た目が100パーセント?!

人は見た目で第一印象がほぼ決まってしまいます。

「このネイリストにお願いしたい!」と思ってもらえるために、いますぐ出来ることは「見た目を直すこと」です。身だしなみはお客様の目につくもの。つねに清潔感をキープしましょう。

とくにエプロンはダストも付きますし、フットの角質処理などで雑菌も付きやすいのです。
信じられないことですが、

「最後に洗ったのいつだっけ?」
「半年に1度くらいしか洗ってない」

と、平然と言ってのけるネイリストが多いのです!
清潔なエプロンを身に着けるのは、最低条件。まずはここを徹底しましょう。

どんなエプロンがおすすめ?

ネイルの問屋さんにいくと様々なエプロンが売っています。
これからエプロンを選ぶにあたってのポイントをご紹介します!

お客様から見て、視界に入る色で第一印象を左右します。つい無難に黒を選びがちですが、黒はダストも目立ちやすいですし、個性がなくキツイ印象を与えがちです。

親しみやすい色は暖色の明るい色。ピンクやベージュ、淡いブルーやグリーンなどもおススメですまずは「話しかけやすそうな人」に見える色を選びましょう。

デザイン、柄

デザインもフリルがついていたり、ワンショルダーだったりと様々なタイプがあります。あなたのサロンの客層やイメージによってどんなデザインを選ぶかが変わってきます。

「色」の項目でもご紹介しましたが、お客様にとって信頼感を得やすいものを選びたいものですね。フリルなどは華やかで可愛いのですが、着ている人の個性を引き立たせすぎてしまいます。

サロンワークの場合はシンプルなデザインの方が、お客様が見ていて安心感を与えてくれます。ワンショルダーは、オシャレなのですが肩がこりやすくストラップがずれやすいので業務に支障をきたすことがあるので要注意。

素材、デザイン

今はエプロンの素材も大変進化しています。ダストがつきづらかったり、防水・防汚加工のものもあります。ネイルの問屋にこういったものが見当たらない場合は、美容の問屋などで探すのもおススメです。フットとハンドで分けてもいいですね。

デザインは、名札やペンがさせる胸ポケットと、メモ帳などが入る大きめのポケットがついたものがサロンワークで使いやすいです。

上級者テクニック

「またあなたにお願いしたいわ。」

こう言われることはネイリストにとって何より嬉しいですよね。沢山の中から選ばれるネイリストになるためには、ただ技術を練習すれば良いというだけではありません。

身だしなみでお客様の印象を「信頼感あるネイリスト」に変えることができるのです。

先述したエプロンのデザインはもちろん、エプロンに指しているペンなど小物も、お客様の記憶に残るようにちょっと変わったデザインをチョイス、その他、髪形やアクセサリーなどお客様の目に入る「上半身部分」を、徹底的に研究し、「信頼感あるネイリスト」を演出しましょう。

私の知り合いのネイリストは、いつも全国各地のご当地キャラがついているボールペンをエプロンに付けています。そうすることでお客様の会話のきっかけ作りになり「今日はどこのボールペン?」なんてお客様から言われるそうですよ。

まとめ

ネイルの技術をすぐに上達させることはできません。

しかし、エプロンや身だしなみなどは今すぐに変えられることです。
お客様からの信頼を勝ち取り、選ばれるネイリストになるために、まずは見た目から変えて見ましょう!

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