ネイリストのための就活:服装編

ネイルサロンでの就活で、意外に困ってしまうのが面接での服装です。

一般企業とは違うから、スーツでなくてもいいのかな?
あまりカジュアルすぎたら印象悪くしたらどうしよう?
自分のネイルは何をつけていけばいいの?

そんなお悩みに、キャリア17年ネイルサロン経営&ネイルスクール講師がお答えします。
以前ご紹介した履歴書編につづき、ネイリストのための就活、「服装編をご紹介しましょう!

ネイリストの就活とは?

面接の服装の話をする前に、ネイリストの就活の流れをざっくりと把握しておきましょう。
ネイルスクールを卒業した人(もしくは卒業見込み)が就活を行う場合、以下のような流れになります。
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①働きたいサロンを探す

求人サイトや自分の働きたい場所・条件などから働きたいを探します。比較検討するため最低3社あると良いでしょう。

②求人に申し込む

求人サイトから応募する場合と、サロンに直接電話連絡をする場合があります。折り返しサロンから面接の日程連絡が来ます。

③いよいよ面接!!

サロンによっては口頭面接だけの場合と、技術面接も行う場合があります。

④結果連絡、勤務開始

面接後、サロンより採用の可否連絡が来ます。雇用契約書などを交わし晴れてサロンワークスタートです。

以上が面接までの流れでした。

どんな人が面接するの?

ネイルサロンの面接って誰が行うと思いますか?

サロンの会社規模によっても異なりますが、意外に知らないスクール生が多いのです。どんな人が面接をするかによって、面接を受けるにあたっての服装も異なります。

個人~小規模サロン

オーナーネイリストと、2~3人のスタッフが在籍するサロンです。

面接はオーナーが行い、アットホームな印象です。服装は堅苦しいスーツというよりも、私服で行った方があなたという人柄をアピールできます。

中規模サロン

オーナーがいて、在籍スタッフが10~20人くらい、店舗2~3店舗くらいのサロンです。

面接はオーナーと、募集店舗の店長などが行うことが多いです。服装はスーツと私服の中間といったところでしょうか。

大手サロン

在籍スタッフが50名以上、5店舗以上のチェーン店のサロンです。母体に大企業がついている場合もあります。

面接はネイリストではなく、採用専門の人事担当の人が行うことが多いです。
服装はスーツが望ましいです。

ネイリストが面接するとは限らない

前項でご説明した大手サロンは、給与も高く福利厚生などもしっかりしているため非常に人気の求人です。

数名の募集に何十人も応募者がくることも珍しくありません。注意したいのは、面接官はネイリストとは限らない、ということです。

大手の場合、研修なども充実しており人材育成にある程度の予算をかけています。よって、採用のミスを防ぐため人事のプロが面接をすることがあります。

こういった人が面接にあたった場合、一般企業とほぼ同様のビジネスマナーを要求されることもあるため、身だしなみや履歴書など注意する必要があります。

実際どんな格好をしていけばよいかを、次にご説明しましょう。

大手サロン面接時の身だしなみは?

服装

大手であればあるほど、基本的にはスーツです。黒のスタンダードなスーツにインナーは白が基本です。技術面接がある場合はパンツスーツが動きやすいでしょう。

中小規模の場合、スーツまで堅苦しくなくてもいいですが、白いブラウスやカットソーなどのトップスに黒のパンツなど、あまり個性的すぎない服装が面接の際には清潔感があり好印象です。

個人サロンの場合は、まずお店の雰囲気をブログやインスタ、ホームページなどでよく確認をして、カジュアルな感じでも大丈夫だったら私服で行くと良いでしょう。

髪形

技術面接の有無にかかわらず、面接の際はまとめた方が好印象です。おじぎをして起き上がった時に髪が顔にかからない、というのがポイントです。

おススメはキラキラのラインストーンがワンポイントでついたバナナクリップでひとつ結びです。服装が上記のような感じで印象が薄くなりがちなので、少し華やかさをヘアアクセサリーでプラスすると良いでしょう。

アクセサリー

基本的にリングやブレスなど、手まわりのアクセは外していった方が良いでしょう。技術試験の際に引っかかってしまうためです。

その他、大きすぎたり個数をつけすぎたピアスなども辞めた方が良いです。基本的に身に詰めるものは腕時計とプチネックレス、プチピアスなどが清潔感があり好印象です。

メイク

服装には、それに合ったメイクというものがあります。いくらスタンダードスーツで身を固めてもメイクがいつも通りではちぐはぐな印象です。

スーツの場合、基本的にはナチュラルメイクが基本です。アイシャドウはブラウンなど暖色、チークはナチュラルピンクをいつもより少し濃く付けましょう。リップはテカテカのグロスではなく口紅でリップラインを取ります。

注意したいのはアイラインとマスカラ。引きすぎると途端にスーツと合わなくなります。バサバサのまつ毛もNG。とにかく、サロンの客層に合っているか、「清潔感」と「好印象」を意識しましょう。

どうしてもメイク方法がわからない!という方は、リクルートメイクなどで検索すると、一般企業を受験する女子大生向けのメイク方法などが多数掲載されていますので参考にすると良いでしょう。

自分のネイル

最後にネイルについてです。

ネイリストの面接ですから、ネイルをしていないなんてありえません!では、自分の好きなデザインをしてしまって良いのでしょうか?

サロン面接でのゴールは、「採用されること」です。希望のサロンの雰囲気をしっかりと調べ、その客層やイメージに合ったネイルをしていきましょう。

もし、複数店舗を同時に面接するときは、ピンクベージュのグラデーションにラインストーンのような、万人受けするデザインがおススメです。

ネイリストの就活:服装編まとめ

◆ネイリストが面接をするとは限らない、希望サロンに合った服装で!
◆スーツや私服、服装により適したメイクが違う、服装にあったメイクで!
◆ゴールは自己表現ではなく「採用されること」。清潔感と好印象で臨もう!

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