自宅で簡単に!ごぼう茶の作り方と効果について

お店に行くと様々なお茶が並んでいますが、ごぼう茶というものをご存知でしょうか。その名のとおり、ごぼうで作るお茶なのですが、健康や美肌、ダイエットにいいと評判です。

簡単に飲めるように市販されているものもありますし、ごぼうを買えば自分で作ることもできます。さて、ごぼう茶にはどんな効果があり、どうやって作るのか、どれくらい飲めばいいのかなどをご紹介します。

ごぼう茶とは

ごぼうを煮出したもののこと

ごぼう茶とは、ごぼうを乾燥させたもの、または粉末状にしたものなどを煮出したもののこと。

ポリフェノールをはじめ新陳代謝を促し美肌に導くアルギニン、血液をサラサラにして脂肪やコレステロールを分解してくれるサポニン、塩分を排出してむくみをとるカリウム、水溶性食物繊維のイヌリンなどを摂ることができます。

それならごぼう料理でもいいのでは?と思ってしまいますよね。ただ、ごぼうを毎日調理するとなると、今日は何をして食べようか悩みますし、毎日続けるのは難しい気がします。

そして、料理ではあく抜きをするため、水溶性食物繊維はほとんど流れてしまい、ごぼう茶ほどは摂れなくなるというデメリットも。ごぼう茶なら、煮出したものを飲むので水溶性食物繊維も多く摂れます。

市販品はタイプいろいろ

ごぼう茶は自分でも作れますが、作る手間が面倒という人には市販品もあります。1回分ずつティーバッグになっているものや煮出す手間のないペットボトルタイプ、ごぼうをそのまま粉末にしたタイプなどいろいろあるので、自分のライフスタイルに合わせて使いやすいものを買うのもいいでしょう。

ごぼう茶の効果について

腸内をキレイにしてくれる

ごぼうと言えば食物繊維ですね。これは腸内に張り付いている不要なものを絡めとリ、身体の外に排出してくれます。食物繊維には水溶性と不溶性があり、どちらか一方を摂取しても効果はイマイチ。

ごぼう茶はどちらの食物繊維も摂れるので、便秘がちな人はごぼう茶がその力を大きく発揮するかもしれませんね。不要なものを出して腸内がキレイになると、栄養の吸収が良くなりお肌の調子もアップ。

飲むだけで老化予防、痩せ体質に

ごぼう茶は不要な水分を排出し、脂肪とコレステロールの分解を促進するはたらきを持っています。ですから、飲み続けることで自然と痩せ体質に。こってりした食事が好きな人は積極的に飲みたいですね。

さらに血液がサラサラになって循環が良くなることで冷え症が解消される効果も。血液がめぐるようになると代謝も上がるので、身体や肌が若々しさを持続します。抗酸化作用で老化が進むのも予防してくれるなど、まさにいいことづくめです。

高血圧、動脈硬化などの改善も

ごぼう茶は高血圧や動脈硬化の改善にも効果的と言われています。血液をサラサラにしてくれると言われているからです。動脈硬化と言われても2~30代の女性だとはあまりピンとこない言葉かもしれませんが、今のうちからできる予防はしておきたいもの。特に食生活が乱れぎみの人は要注意です。

ごぼう茶を飲む頻度とタイミングは?

適度に飲むのが◯

ごぼう茶を飲む頻度について、1,2杯程度が限度という説もあれば、4,5杯飲んでもOKという説もあります。

それぞれの体質にもよりますが、1杯でお腹を下してしまう人もいれば、1日中飲んでも何ともないという人もいるはずです。自分の体質と相談しながら、どれくらいが限度かを見極めてください。

ただ、便秘を解消したいからと大量に飲んでも、大きな効果が得られるわけではないようなので注意してくださいね。

飲むタイミングは?

飲むタイミングについても特に決まりはありません。ただ、ごぼう茶は麦茶のように喉が渇いたときに手が伸びる味ではないため、好みは分かれるかも。

味が苦手で、つい飲むのを忘れてしまいそうなら、自分で飲むタイミングを決めておくといいでしょう。朝起きたとき、昼休み、夜寝る前などが取り入れやすいですね。

ごぼう茶の作り方

家で作れる!ごぼう茶の作り方

まず用意するのは、皮付きのごぼう。洗いごぼうではなく、泥のついたものを選びます。流水で泥を落としていきます。このとき、皮をこすりおとさないように。

皮には重要な成分が含まれているので、こすりおとしてしまっては効果半減です。泥だけを落としましょう。次はごぼうをささがきにします。包丁で鉛筆を削るようにしてごぼうを削っていきましょう。

包丁でうまくできなければピーラーでもOK。料理だとここでごぼうを水にさらすのですが、成分が流れ出してしまうので、ごぼう茶の場合水にはさらしません。

ささがきができたら、あとはざるや新聞紙の上に広げて天日干しにします。夏場なら半日程度でもカラカラになりますが、秋冬は様子を見ながら2~3日干します。

カラカラになったら、ごぼうをフライパンで乾煎り。油は使わず弱火~中火で焦げ目がつく程度に煎れば、ごぼう茶の完成です。
あら熱が取れてから、密閉容器に入れて保存しましょう。

ごぼう茶の飲み方

ティーポットにごぼう茶をひとつまみ程度入れて、熱湯を注ぎ5分くらい待ってから飲みます。または、お鍋ややかんにごぼう茶と水を入れて火にかけ、煮出します。

夏場など冷やして飲みたいときにはしっかり煮出して、あら熱が取れたら冷茶用ポットやペットボトルに移して冷蔵庫へ。早めに飲みきりましょう。
どうしても味が苦手というときには、麦茶や好みのお茶で割って飲んでも。飲みやすいと感じる割合を探しましょう。

まとめ

飲むだけで美人になれちゃいそうな、ごぼう茶の効果や作り方について紹介しました。

ごぼうって地味だけれどすごい野菜だったんですね。自分で作るのが苦手なら、市販のごぼう茶を買うのももちろんいいですが、毎日飲むならコスパ的には作った方が良さそうです。

ささがきだけ頑張れば、あとは干して、煎ってと簡単。腸をきれいにしてくれて、自然と痩せ体質になれるなら、試しに続けてみたくなりますよね。

冷え症も改善されるので、冷えに悩まされている人にもおすすめです。肌もキレイになって老化防止と、まさに女性のためにあるようなごぼう茶。ぜひ試してみてくださいね。

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