年齢問わずはっと目を引く‘赤いぺディキュア’に込めたい想い

今年は空梅雨の気配もありますが、湿気も高くなるこれからの時期から、ぺディキュアニーズも高まってきますよね。素足にしろ靴にしろ、運気を引き寄せると言われる足元。私は夏だけでなく、通年ケアだけは怠らないように心がけています。さて、今日はそんなぺディキュアをテーマに、ちょっと私自身の経験も踏まえたお話を。

この時期になると毎年何となく思い出される言葉があります。昔、昔、交際していた彼が私に言った一言。

「女の赤いペディキュアには‟ソソラレル”」

当時、まだまだ若かった私は意図せず赤のペディキュアをしていたけれど、その言葉を聞いてから、何となく「赤系」を意識的に選ぶようになったものです。このときのインパクトが今も残っているのですから、不思議ですね。

「赤」といえば、数年前から赤い口紅も流行っていますし、靴やバッグ、ワンポイントで取り入れている方もよく見かけるようになりました。海外セレブも取り入れている「旬」に影響を受けていたり、芸能人の方の影響なども多々あるかとは思いますが、「赤」のもたらす独特の艶感や、圧倒的な存在感が好きだという方も多いはず。

ただ、これをネイルに置き換えたとき、色の好みとネイルデザインがイコールかというと、そこはまた違うもの。特に手の爪は、赤系にするとなると、ワンポイント以上に目立ってしまいますし、印象を左右するほどのインパクトを持っていることも確か!業種によっては派手な色はNGな場合も多いものですから、そもそも抵抗がある方も多いかと思います。

だからこそ、私がおススメしたいのは‘ぺディキュア’かつ‘時々楽しむ赤’なんです。

ちなみに、誤解のないようにお話すると、年相応の服装があるように、ネイルにも年相応はあると思っています。正直、歳を重ねてからのながーいスカルプには違和感も覚えたりもしますし、キャラクターものが入っているネイルデザインを素直に「可愛い」と思える年齢も、人によりけりとはいえ限界はあるな、とも。

だからこそ、昔は主張するようなネイルデザインが大好きだったはずが、年々、シンプルで上品なフレンチネイルやワンカラーが増えていくことを、自分までちょっとつまらないくなっていくようだな、と思っている方がいらっしゃるかもしれないけれど、それは、実はとても自然なことで、『それでいいんだ』『これでいいんだ』と思える自分になったという事だと思うんです。

こう思える感覚はとても大事で、そもそも、きちんと自分自身の内面に目が向いているからこそ判断できることであり、飾り立てることではなく、自身を引き立てるものがどういうものかが分かってきたこと。

つまり、それは

‟成熟”

に他ならないと思うのです。

ただ、そんな大人の女性でも、自分にちょっと元気をあげたいな、と言う時が絶対にあるはず。気分を変えたいときもあるでしょう、勝負デーということもあるでしょう。例えていうなら、美容院に行って、一気に髪を切りたいな、と言う時の気持ちに似た感覚で、ネイルサロンに足を運んだお客様へ、ぜひ提案してもらいたいのが「赤いぺディキュア」なんです。

「綺麗」を磨くとき、必要なのは‟成熟”の中の‟妖艶さ”でもあったりする。

ネイルによってそんな自分をつくっていくことは『とても効率のいいアンチエイジング』だとも思うのです。
足の爪は、不思議と手の足以上に生活感が丸見えになってしまうものでもあるからこそ。毎日でなくてもいい、でも、いつまでも歳をとっても女を忘れない、妖艶さを持ち続けることを、間接的にでもぜひ、ネイリストさんたちから提案してあげてもらえたら嬉しいですね。

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