女性ホルモンをあやつる「セルフコントロール術」を極める!

最近は、“女性ホルモン”というキーワードは随分と身近なものになりましたよね。ちょっとお肌の調子が悪い時や、生理前などでイライラしてしまう時など「今日はホルモンバランスが悪いな」そんな言葉も自然と出るようになっている方も多いのではないでしょうか?

私自身、精神的にも肉体的にも心底疲れた時にたどりついた、“女性ホルモンバランス”というワード。数年前から女性ホルモンやホルモンバランスについて学び、忙しい中でもバランスを保つにはどのような働きかけをし、どのような考え方をするのが良いか、日々研究し、実践してます。おかげで、身体も精神的にも大分楽になってきました。

これからの女性にとって女性ホルモンとの付き合い方はとても大切な事になってくると思います。例えば、女性には個人差はあれ、月経にまつわる様々な悩みがつきものですが、何かしら不調があっても、“仕方ない、そういう時期だから何とか薬でも飲んで乗り切るしかない・・・”そんな風にやり過ごしている女性がほとんどではないでしょうか?

でも、その人それぞれの置かれている環境や体の状態を知ると、「仕方がない」ではなく、対処の仕方があるものも多いもの。もっとその構造と原因をしっかり理解し、大切に、向き合っていくことが大事です。

加えて、私が相談を受ける方の中で顕著なのが、「女性が多い職場」であるほど、その不調を我慢してしまう傾向にあるということ。同性だからこそ、甘えがきかない・・・そんな悩みを抱えている方がとても多いんです。

ネイリストさんなどは、お客様も個々に紐づいているものですから、なおさら無理を通してしまいますよね。ですから今回は、女性ホルモンの働きによる生理周期に合わせた「セルフコントロール術」を少しご紹介します。

女性ホルモンを味方につける、ということは、自分の体をきちんと知る、ということ。知っているといないとでは毎日の過ごし方も大きく変わります!

生理周期にあわせて変化する心とカラダ

肌の調子がいいと思っていたら、翌週にはむくみがひどくなったり、イライラしすぎて、彼氏に当たってしまったり。1か月のうちでも心とカラダはたくさん変化していきます。

それもこれも女性ホルモンが生理周期に応じた働きをしているからなんです。では、1か月でどのように変化するか、まずは1週間ごとにみていきます。

生理期(生理開始1日目~7日目)

いわばデトックス時期。生理痛やむくみなどのトラブルはありますが、おだやかに過ごしながら、体内の疲れやストレスをケアしましょう。

キラキラ期(生理終了~14日目)

心もカラダもエネルギーでいっぱい。お肌の調子もよく、安定してキレイな時期です。イベントやデート、攻めの美容もこの時期が最適です。

ニュートラル期

日々おだやかに、ニュートラルに過ごせる時期です。自分と向き合い、内面を磨くのにピッタリ。そしてPMS期に備えてスローペースに切り替えていきましょう。

イライラ期

もっとも体調が悪くなり、トラブルが発生しやすくなるPMS期。自分に対して一番やさしくしてあげてください。自分なりのリラックス方法を見つけましょう。…

生理周期にあわせて実践したいセルフコントロール術

では、このように1か月で変化していく心とカラダをどうセルフコントロールしていけばいいか?ここからしっかり解説させていただきます!

対策1:生理期編

締めつけはNG。生理中は体温が下がり、血行も悪くなりがち。そんなときにピタッとした服装は控えて、ゆるふわ女子になりましょう。
まず、カラダを締めつける矯正下着やスキニージーンズは、余計に血行を悪くしてしまい、生理痛が悪化することも。

ボディラインのでない、ふんわりワンピースやチュニックがおすすめです。ネイリストさんは服装規定があるかもしれませんが、基本的にエプロンはされていると思うので、お腹をゴムのものにするのも○。

できれば、カラダを温めることも意識して、夏場でも、エアコンが効きすぎている時などは、厚手のインナーを着用しましょう。ブランケットは便利ですね。

対策2:キラキラ期編

生理も終わり、体調もお肌ものぼり調子に。集中力も高まり、ポジティブ思考に変わっていきます。ここでやるべきは「スケジューリング」。仕事はもちろんですが、デートや外出の予定も含めてしっかり予定を組みましょう。

また、できれば重要な決断もこの時期に。仕事上の決断、契約関連、大きな買い物、時には彼との別れ話にも?いい時期といえるかもしれません。

お肌の調子は最高潮。多少アグレッシブに攻めても問題なし。美容クリニックでピーリングしてみたり、試したかった化粧品にトライしても良いでしょう。

対策3:ニュートラル期

心穏やかに過ごせる時期です。読もうと思って結局読まずに積んである本や雑誌はありませんか? 集中力があるうちに一気に読んでしまいましょう。ここで得た知識や教養は心の栄養となり、全体のバランスを整えてくれるはずです。

また、この後のPMS期に備えるため、生活習慣を整えること。起床時間と就寝時間を一定にするよう心がけましょう。

食事にも注意を。むくみがでてくる時期でもあるので、塩分を控えるといいですよ。自分で作る場合は、おしょうゆ系ではなく、だしを上手に使ったり、ハーブで香味焼きもおすすめです。

対策4:イライラ期

そろそろ生理前の不調がちらっと見えてくるころです。ここからは生理前のイライラやPMSの症状を悪化させないための対策をとりましょう。

まずは食事。脱・カフェイン、脱・甘いもの宣言を。カフェインは夜にとりすぎると、交感神経を活発にさせ、良質な睡眠を妨げます。

また、砂糖も血糖値を急上昇・急下降させます。どちらも生理前には刺激が強い食べものですので、どうしても飲みたい、食べたいときは午前中にとるようにしましょう。

そして、とにかくリラックスが一番大切な時期。意識をしてカラダを休めましょう。早めに帰宅し、好きなアロマで夜のひとときを楽しんだり、感動的な映画を見ながら、涙を流して感情のデトックスをするのもおすすめです。

女性ホルモンを味方につける、ということは、自分の体をきちんと知る、ということ。知っているといないとでは毎日の過ごし方も大きく変わります!

 
いかがでしたか?このように知らず知らずのうちに、私たちの心とカラダは女性ホルモンによって左右されてしまうもの。さらに、このサイクルはストレスによって簡単に乱されたりもするんです。

ただでさえ、毎月“波”があるのに、さらに“大波”となって私たちにおそいかかってきてはたまりません。職場での対人関係、接客での悩み、これはなくなるものではありませんが、何か壁にぶち当たったときにも、今自分の置かれているからだの状態がどうなっているのかを知っていることは、大きな力になるもの。

女性ホルモンという波を上手にあやつり、その時々で「最善だった」と言える行動が取れればベスト!いきなりは無理でも、少しずつ、まずは意識してみるところから始めてみてください。

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