免疫力が低下すると何が起こる?免疫力をあげる方法とは

最近、風邪をひきやすく治りにくいと感じたことはありませんか?そんな方は、「免疫力」が関係しているかもしれません。

仕事や大事な予定がある日に限って、風邪をひいてしまうのは避けたいですよね。今回は、免疫力について詳しく解説していきます。

免疫力とは

そもそも、免疫力とはどういった力のことを指すのでしょうか?言葉の意味としては、文字通り「疫(病気)から免(のが)れる力」。一度病気にかかることで二度と同じ病気にかからないか、抵抗ができる体になる自己防衛システムのことを指します。

分かりやすく説明すると、ウイルスや細菌などの異物が体内に入ってこないか監視し、いざ侵入してくると病原体と戦って、体外に排出するのです。主に白血球が活躍して体を守ってくれています。

免疫力は20歳前後をピークに低下していき、40歳で約半分に。70歳ではピーク時の約10%にまで低下するといわれています。加齢のほかにも、免疫力低下には以下の原因が考えられます。

・ストレス

・煙草

・食生活(偏食など)

・化学物質の過剰摂取(添加物など)

・睡眠不足、不規則な生活

・運動不足

・体温の低下

免疫力が低下すると何が起こる?

では、その免疫力が低下してくると、体にはどのような変化が表れるのでしょうか?こちらでは、3段階でご紹介していきます。

初期症状

まず免疫力が低下し始めると、初期症状として口内炎やヘルペス、肌荒れが目立ってきます。のどや鼻は、味やにおいを感じにくくなるのを避けるために、他の部分に比べてバリア機能が低くなっています。

その代わりに、免疫細胞を含んだ粘膜でおおうことで異物の侵入から身を守っているのです。そのため、冬などの乾燥する時期はのどや鼻の炎症が起きやすく、風邪をひきやすくなります。

中期の症状

また花粉症やアレルギーも免疫力に関係しており、アレルギーの緒症状がでてきたり、風邪やインフルエンザにもかかりやすくなります。加齢がすすむにつれて、病気にかかりやすく治りにくくなるのも免疫力の低下が関係しています。

さらに悪化すると

そして、さらに悪化するとガンや白血病、心臓疾患、糖尿病などの、危険リスクが高い病気にかかってしまう可能性が高くなっていきます。

悪化して重い病気にかからないためにも、免疫力を高める方法を次でご紹介しますね。

免疫力を高めるために

上で説明をしたように、免疫力が低下すると思い病気にかかってしまう可能性も高くなります。とても怖いですよね。そうならないためにも、免疫力を上げる方法をご紹介していきます。

基礎体温を上げる

体温が1度下がると、免疫力は30%以上下がるといわれています。体温は高いほど免疫力が高く、健康的な体温は36.5度といわれていますが、現代ではほとんどの人がそれ以下だそうです。

入浴する日を増やしたり、温かい飲み物を飲んだり、逆に冷たい飲み物を減らしてみたり、ショウガやトウガラシなどの体を温める食材を意識してとるようにするなど、工夫をしてみると良いでしょう。

白湯を飲む

ダイエットにも効果的な「白湯」の飲み方についてご紹介します。白湯とは、一度沸騰させたお湯を飲みやすい温度に冷ましたもの。これを1日に4回ほど、朝起きた時、お風呂に入る前後、寝る前に飲むと体温や基礎代謝を上げるのに効果が期待できます。

腸内環境を整える

免疫細胞の約70%は腸のあたりにいるといわれています。腸内細菌の仕事は、免疫細胞を強化することなので、腸内環境を整えるのは免疫力を上げるのに、とても重要。反対に便秘や下痢などは、免疫力低下の原因になってしまいます。

腸内細菌を増やすために、おすすめの食材はヨーグルトや乳酸菌飲料、みそや納豆などの発酵食品、ゴボウやサトイモに含まれるオリゴ糖や食物繊維を積極的に取り入れましょう。

食生活を見直す

食事は体そのものを作る大事な要素です。食品添加物は免疫力を低下させるといわれています。体づくりを意識している人が、オーガニックのものを取り入れたりするのも、こういった理由もあるんですね。

代謝を上げることで体にたまった老廃物を外へ排出しやすくなります。

豚肉などに含まれるビタミンB₁、卵や乳製品などに含まれるビタミンB₂、ナッツ類やアボカドなどに含まれるビタミンE、うなぎや牡蠣などに含まれる亜鉛、レバーなどに含まれる鉄、海藻などに含まれるマグネシウムは代謝を上げるのに大事な栄養素です。

免疫力を上げるその他の健康習慣

他にも調べてみると、免疫力を上げることができる健康習慣が沢山ありました。簡単な説明を交えて、ご紹介します。

適度な運動

体温は筋肉量と比例しているので、運動をするのは基礎体温を上げるのに効果的。

睡眠

成長ホルモンが分泌されると言われている22~2時はなるべく寝るようにしましょう。成長ホルモンは体の不具合を修正し、免疫力を高めてくれます。

呼吸

腹式呼吸がおすすめ。腹式呼吸をすることで脳がリラックスし、酸素を多く取り込むことで免疫細胞の働きが活発になります。

笑う

笑うことで脳や体に刺激を与えることで、免疫活性ホルモンが分泌され、免疫力があがります。作り笑いでも効果があり、これは医学的にも証明されています。

水分補給

体内の水分が不足すると、血流が悪くなって代謝が下がってしまいます。ただし、がぶ飲みは禁物。コップ1杯をこまめにとるように意識しましょう。

少しの意識で体は変わる

何をするにしても体を健康にしておかないと始まりません。免疫力は意外にも簡単な方法で高めることができることが分かりました。サロンワークの中でも取り入れられる方法もいくつかご紹介しています。

笑顔はお客様はもちろん、自分の気分も体もハッピーにしてくれるなんて、一石二鳥どころか一石三鳥ですね。

ストレスをためない生活を心がけ、今のうちから健康習慣を身につけて、風邪をひかない健康な体を手に入れましょう!

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