体の中から乾燥対策!乾燥を防ぐ食べ物って?


冬が近づき、空気が乾燥し始めると、肌のかさつきが気になるといういう方は多いですよね。しかし肌表面のばかり気にしていると体内の乾燥が進んでいることに気づかない可能性があるでしょう。

体内が乾燥してしまうと、体に様々な変化をもたらすので早期の対策を行う必要性があります。

身近な食べ物で体内の乾燥を防ぐことができるので、食生活を見直すだけで乾燥対策ができます。それでは、体内が乾燥することで起こる変化や、体の乾燥を防ぐ方法についてご説明しましょう。

体内が乾燥すると起こる体の変化

体内が乾燥することで起こる体の変化は様々です。肌が乾燥した経験がある人なら分かるかもしれませんが、あれは肌が乾燥しているのではなく、体内にある水分が乾燥してしまうことによる現象と言えます。

体内が乾燥すると起こる体の変化は、主に以下の通りです。

ドライスキン(肌の乾燥)
ドライアイ(目の乾燥)
ドライマウス(口の乾燥)
自律神経の乱れ
むくみ
便秘
免疫力の低下
血流と血行の悪化

体内が乾燥するということは全身に変化が表れるかと思われるかもしれませんが、この場合は本来あるべき部位の水分が不足していることで起きる変化です。

つまり、全身の水分量がアンバランスな状態になっていることになります。

足がむくんでいるなら足に余分な水分があることになり、目や肌、口が乾燥しているならそれらの部位の水分が不足している状態です。

さらに上記の変化だけでなく、骨や関節、内臓機能、脳にも影響を及ぼすこともあります。

筋肉が衰える原因でもあり、まさに体内の乾燥は万病の元だと言えます。水分不足が起こりやすい時期は、こまめに水分補給を行うなどの様々な対策が必要になるでしょう。

内側からの乾燥対策が重要な理由

体の内側からの乾燥対策が重要な理由として挙げられるのは、身体に様々な変化をもたらすだけでなく老化によって徐々に体内の水分量が減ってしまうからです。

基本的に体内の水分量は80%あるとされていますが、20代以降は60%、60歳以上になると50%にまで下がってしまいます。

体内が乾燥すると血液中の水分量が少なくなり、血流と血行が悪くなってドロドロになりやすくなります。

血液は全身を巡っているので、ドロドロした血流は様々な病気の原因になる上、血中に血栓ができやすくなることから心筋梗塞や脳梗塞といった恐ろしい病気を引き起こす可能性もあるでしょう。

特に乾燥肌持ちの人は体内の乾燥対策を行う必要性があります。肌が乾燥しやすいのは肌の表面ではなく、肌の内側にある角質層のバリア機能や保湿機能が働かなくなってしまうからです。

角質層には天然保湿因子や角質細胞間脂質といったものがあり、特に天然保湿因子はバリア機能と共に水分を吸収する機能があります。

しかし、体内が乾燥して水分の吸収効率が悪くなると、水分が蒸発しやすくなって肌の潤いが失われてしまいます。

体内の乾燥は美肌の天敵でもあるので、湿度が低くなる時期はいつも以上に乾燥対策を行う必要性があるでしょう。

体の乾燥を防ぐ食べ物とは

体の乾燥を防ぐためには、様々な栄養素が含まれている食べ物を摂取するのがおすすめです。

たんぱく質やビタミン類など、体の乾燥を防ぐ食べ物は多くあるので普段の食事に取り入れることで乾燥対策になります。

それでは、体の乾燥を防ぐ食べ物についてご説明しましょう。

肉類、魚類

肉類や魚類全般には、豊富なたんぱく質が含まれています。このたんぱく質はまさに体の乾燥を防ぐのに欠かせない栄養素といっても過言ではなく、乾燥対策のために重要な役割をはたしてくれます。

たんぱく質が重要だと言われているのは、角質層内にある天然保湿因子の原料であるアミノ酸がなくてはならないからです。

アミノ酸はたんぱく質の一種なので、良質なたんぱく質が不足している状態だと水分を吸収して保湿する天然保湿因子が不足してしまいます。

そこで肉類や魚介類などを積極的に食べることで良質なタンパク質を摂取するようにすれば、天然保湿因子の生成が促進されて乾燥を防ぐことができるでしょう。

肌のターンオーバーを促進させるコラーゲンも同じく肉類や魚介類に含まれているので、同時に肌のハリやツヤを出してくれます。

コラーゲンの原料もアミノ酸なので、肉類や魚介類などを食べることで一石二鳥になります。

肉類や魚介類だけでなく、卵や大豆製品にも豊富なたんぱく質が含まれているのでこれらを積極的に食べるのが理想的ですね。

アーモンドなどのナッツ類

ナッツ類も乾燥対策に効果的な食べ物としておすすめです。含まれる栄養素の中で特に注目したいのが、ビタミンB2とB6、ビタミンEです。

ビタミンB2は正常な肌のターンオーバーを促進させるのに欠かせない栄養素であり、糖質と脂質の代謝を促してくれます。細胞の再生力もアップさせる効果が期待できるので、乾燥を防ぐことが可能です。

ビタミンB6は体内に取り込んだたんぱく質を代謝し、ホルモンバランスを整える働きがあります。

たんぱく質が上手く代謝できなければ、せっかく摂取したたんぱく質が細胞に行き届きにくくなりますし、ホルモンバランスの乱れは肌トラブルの乱れに繋がるでしょう。

そしてビタミンEは血流を改善する効果、血行促進、肌のバリア機能を高める効果など、乾燥対策にうってつけの栄養素です。

乾燥で滞りがちな血流を改善しつつ血行を促進させてくれるので、乾燥する時期には心強いでしょう。その上強い抗酸化作用もあるので、体内の細胞へのダメージを防いでくれることから肌のバリア機能を長持ちさせてくれます。

ナッツ類は、特に調理をしなくても手軽に食べられるものがほとんどですので、毎日の生活に取り入れることも簡単ですね。

まとめ

肌の乾燥は元はと言えば体の乾燥が原因で起こるものです。つまり、乾燥肌を気にする人は肌の表面ではなく、体の中から乾燥対策を行うことで防げると言えるでしょう。

乾燥対策は一見すると化粧品などでもできそうですが、体の内側から乾燥対策を行った方が効果が高いので乾燥を防ぐ効果が期待できる食べ物を積極的に食べるのがおすすめです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

同じタグのついた記事

同じカテゴリの記事