きれいにマニキュアを塗れたと思ったのに、気がついたらヨレていた！とがっかりした経験、誰もがあるのではないでしょうか。細心の注意をはらっていてもヨレてしまうのには様々な原因があります。
また、ヨレずに早く乾かすためには塗り方にコツがあったり、身近な道具を使って乾かす方法があります。ヨレてしまう原因からヨレにくいマニキュアの塗り方や早く乾かす方法を紹介します。
マニキュアがヨレる原因
しっかり乾く前に指先を使ってしまう・どこかに触れてしまう
マニキュアがヨレる原因のひとつは、しっかり乾く前に指先を使ってどこかにぶつけたり、うっかり何かに触れてしまうことです。マニキュアは表面から乾きはじめるので、一見乾いたように思ってしまうのですが、内側はまだ乾ききっていないことがほとんど。
何かを掴むという行為は爪に触れてしまうことも多く、マニキュアがヨレる原因となります。寝る前にマニキュアを塗って、乾くのを待ちながら寝てしまい朝起きたらヨレていた！ということも。布団など柔らかい素材なら大丈夫だろうと油断しがちですが、しっかり跡がついてしまいます。
ある程度表面が乾いたからといって、油断は禁物です。
厚塗りのしすぎ
一度塗りでマニキュアの発色を良くしようと、ぼてっと厚く塗る人もいます。二度塗りが面倒だからと一気に厚く塗ると、マニキュアが乾きにくいためヨレる原因になります。
また、二度塗りでもそれぞれを厚く塗りすぎると、これも乾きにくくなってしまいます。ヨレた部分を隠そうとさらに塗り重ねるのもオススメはできません。
マニキュアが古くて乾きにくい
マニキュアがヨレる多くの原因は塗り方や、乾く前の行動にありますが、マニキュアの品質低下という原因もあります。古くなったマニキュアは、液がどろっと固めになるうえ、乾きにくい傾向にあります。
うすめ液などもありますが、古いものはやはり品質自体が低下しています。お気に入りだから、もったいないからと最後まで使いたい気持ちはわかりますが、乾かすのに時間がかかってしまうので、うっかりヨレてしまうことも多くなってしまいます。
マニキュアがヨレにくくなる塗り方は？
爪の油分をしっかり落としてから塗る
マニキュアがヨレにくい塗り方をするには、まず塗るための準備が必要です。爪の油分をしっかり落としておきましょう。油分を残したままマニキュアを塗ると、爪とマニキュアが密着しにくくなることからマニキュアが乾きにくい状態となり、ヨレやすくなってしまいます。
ヨレることなくきれいにマニキュアを塗るためには、塗り始める前から段取りをしておくことが大切です。
マニキュアは薄く２回重ね塗りをする
マニキュアは厚く塗ってしまうと乾きにくく、結果ヨレやすくなってしまうので、薄く塗り重ねるとヨレにくいです。ただし、何度も重ねてしまうとヨレやすくなってしまうので、重ね塗りは２回までにするのがいいでしょう。
マニキュアを塗る際には、ちょこちょこと何度も刷毛を動かすより、真ん中・右・左にスッと３回くらいで素早く塗り終えるのがヨレないコツです。
ひと塗りごとにしっかり乾かす
マニキュアは、いっぺんに塗り重ねてしまうと内側が乾くまでにとても時間がかかってしまいます。きれいに発色させ、持ちをよくするには、ベースコート・カラー・カラー２回目・トップコートという順番に行いますよね。
ベースコートを塗ったらしっかり乾くまで待ち、カラーを塗ったらまた乾くまで待ちます。ひと塗りごとにしっかり乾かすことで、表面だけ乾いて内側が乾かないという状況を無くせるのです。
内側がしっかり乾いているということは、ヨレにくいということ。早く塗り終えたい気持ちもわかりますが、きれいに仕上げるためにはひと塗りひと塗りを丁寧に行っていきましょう。
マニキュアを早く乾かすための工夫
速乾性のマニキュアを選ぶ
マニキュアを早く乾かすためには、速乾性のあるアイテムを選ぶのもひとつの手です。速乾性のトップコートはよく見かけますが、カラーが完全に乾いていないことには、表面だけ速乾でも意味がなく、結局時間がかかってしまいます。
最近はマニキュア自体が速乾になっているものもあるので、そういうアイテムを使うと早く乾かすことができますね。ただし、ベースコート、カラー、トップコートと同じラインで使わなければ、速乾効果が出ないものもあるので、購入前に使用方法をチェックすると安心です。
マニキュアを冷やしておく・指先を冷やす
マニキュアは冷えると固まるという性質。マニキュアを冷蔵庫で冷やしておくと、伸びが良いというメリットもあるうえ、成分が揮発しやすくなるため乾きが早くなります。冷蔵庫は暗くて涼しいためマニキュアの保存場所としても◎なんです。
また、マニキュアを塗ったあとに指先を冷やすのも早く乾かすのには効果的。氷水に指先を浸したり、冷たい速乾スプレーを使うのもいいですね。ドライヤーで冷風を送るという方法もありますが、風の力でヨレてしまうことがあるので、指先から離して優しく風を当ててあげましょう。
一定方向から当てるよりも、ドライヤーを左右に動かして５本の指に均一に当たるようにするといいですね。他には凍らせたペットボトルを握ることで指先を冷やす方法も。ペットボトルを持つことで、うっかり何かを掴んでマニキュアがヨレてしまう事態を回避できます。
まとめ
マニキュアがヨレてしまう原因や、ヨレにくい塗り方、早く乾かす方法を紹介しました。マニキュアは完全に乾くまでにはかなりの時間がかかります。表面が乾いていても油断せず、何かに触れたりぶつけたりしないよう注意をはらいましょう。
また、ヨレにくくするには爪の油分をしっかり落としてからマニキュアを塗ること、１回を薄く塗ること、しっかり乾いてから次を塗ることが大切。たっぷり時間を取って、焦らずゆっくり取り掛かるのがいいですね。
マニキュアを早く乾かすには「冷やす」がキーワードです。マニキュアを冷やしておく、塗ったあとの指先を冷やす、マニキュアは冷えると固まるという性質を覚えておくといいですね。
