スタッフをやる気にさせるための朝礼に必要な3つのこと

スタッフのモチベーションを維持することは、会社を運営するにあたり非常に重要なことです。

従業員の士気が下がったり目標意識が低ければサービスの低下につながり、自然と業績も悪化していってしまうからです。

そのため、顧客満足度を上げるためには、まずスタッフのやる気を高めるような工夫が必要になります。

スタッフをやる気にさせるためには朝礼が非常に重要で、3つのポイントに注意することが大切です。

1.明確な目標設定

まず1つ目は、スタッフ全員で明確な目標を共有することです。
ただひたすら頑張りましょうとか、できるかぎり売り上げを上げましょうという指示では、重い気持ちになってしまいます。

しかし、達成できそうな具体的な数値目標を全員で共有すれば、頑張るべき方向性が見えてきますからモチベーションアップにつなげやすくなります。目標は数値目標以外にも行動目標(何人のお客様に、新しいメニューを薦めてみるなど)も設定しておくと良いでしょう。

目標設定で重要なことは、設定することではなく、達成させることです。設定のポイントとしては長い期間で達成するものではなく、その日の内で達成させられる目標を設定することです。日々目標設定することで、毎日仕事において達成感を得ることができます。
スタッフに何となく仕事をさせるのではなく、しっかりと目標と達成感をもたせることで、スタッフの感じ方も「やらされる仕事」から「自分から進んでやる仕事」へと主体性をもった感じ方に変わっていくはずです。

毎日意識的に目標を設定することでスタッフ一人ひとりをしっかりと評価出来る環境も整っていきます。

2.プラス思考

2つ目は、伝達事項にマイナスの言葉を使わないということです。
マイナスの言葉は直接自分が非難されているのでなくても、負の印象を与えてしまいますから、朝礼で使うのは控えた方が無難です。朝礼はその日の始まりですので、一日頑張ろう、という気持にさせることが重要です。お店全体をプラスのエネルギーにするためには、ひとりひとりのスタッフがポジティブでないと変わってはいかないのです。

反省部分、マイナスな部分については、一日の終わりに話し合い翌日には持ち越さないのがポイントです。
また、言葉一つにしても、スタッフがミスをしたときに、「今の〇〇はダメだよ」という言い方ではなく「今の〇〇はもっとこうするとお客様に喜ばれるよ」というように、否定から入るのではなく、もっと良いようにできるよ、というニュアンスのアドバイスを与えることで、言われる方も言葉を受け止めやすくなります。

ネガティブな言葉はマイナスな雰囲気をつくったり、マイナスな気持ちにさせます。一日の始まりである朝から、「仕事が楽しくない」と思ってしまうような話をされたら一日楽しくないという気持ちでいっぱいになってしまいますよね。
そして、その雰囲気や気持は、しばしばミスにつながったり、お客様に不快な思いをあたえるなど、良い方向にすすまないことがほとんどです。
そういった意味でもプラス思考が大切です。

3.感謝を伝える

3つ目は、スタッフに対する感謝の気持ちやねぎらいの言葉をストレートに伝えることです。

指示する側が感謝の気持ちを持たなければ、スタッフも期待に応えようという気持ちにはなりません。先ほどのマイナスの話とは逆で、感謝や褒める際にはしっかりとその気持ちを伝えてあげると良いでしょう。

褒められることで毎日の仕事を一人ひとりが頑張るようになれば、成長にも繋がります。感謝を伝えて褒めるということはその場の雰囲気を良くするだけでなく、会社全体の仕事の効率を上げる効果も持っているのです。

常に相手の立場に立った言葉の選び方や指示の出し方をすることが、スタッフのモチベーション維持には不可欠なのです。

以上がスタッフのモチベーション維持に必要なことです。モチベーションを維持することは、大変なことと思われがちですが、実際には上述したようなちょっとした考え方や伝え方で変えていけるのです。

ぜひ明日から試してみてはいかがでしょうか。

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