かっさで足のむくみを解消!効果的なかっさの使い方とは

ネイリストの仕事は、基本的に座りっぱなし。ずっと座っていると、リンパの循環が滞ってしまい、足のむくみの症状が出やすくなります。

こまめに立ち上がったり歩いたりできればいいのですが、お客様の施術中は中々できませんよね。

足のむくみの解消には、「かっさ」でのマッサージがおすすめです。かっさとはどんな物なのか、どんな効果があるのか見ていきましょう。

かっさとは

かっさとは、中国に伝わる民間療法です。その歴史は古く、2500年前には既に存在していたと言われています。かっさプレートと呼ばれる道具を使い、痛みのある所や不快感のある所を刺激し、症状を改善します。

足をマッサージすることで、リンパの停滞が解消され、水分や老廃物がスムーズに排出されるようになります。中国式のデトックス術と言ってもいいでしょう。

むくんでパンパンになった足も、かっさのパワーですっきり元通りになります。

かっさプレートの素材は、天然石やステンレス、プラスチックなど様々なものがあります。効果の高さと値段は関係ないので、自分で気に入ったものを買うといいでしょう。

ただし、天然素材でもプラスチック製でも、不要な突起やギザギザ・ささくれのようなものが研磨されないまま残っている商品もありますので、肌を傷めないかっさプレートを自分の目で見て選ぶといいでしょう。

形状には、魚型、眉型、羽型などがあります。ボディのマッサージに適しているのは、魚型です。足のマッサージには、大き目の魚型かっさプレートを使いましょう。

かっさを使った足マッサージの手順

オイルを塗る

  マッサージの前に、マッサージ用オイルや乳液、ローション、クリームなどを塗っておきます。滑りが良くなり、マッサージの効果が高まります。また、オイルなどを塗らずに肌に直接かっさを当てると、肌が傷ついてしまうので注意しましょう。

リンパ節を開く

老廃物を排出しやすくするために、まずはリンパ節を開きます。
  
左太ももの付け根を、内側から2~3回擦ります。それから右側も同様に擦ります。必ず、左足から右足の順で擦るようにしてください。

次に、左膝の裏のくぼみを上下に2~3回擦ります。右側も同様にします。 これで、太ももと膝にあるリンパ節が開き、水分や老廃物がスムーズに排出されやすくなります。。

足首をマッサージする

心臓から一番遠い場所が、足先です。足先は、特に血流が悪くなりがちな場所です。足全体のむくみや老廃物の排出をするためには、足先にもしっかりと血を行き届かせる必要があります。そのため、最初は足先からマッサージをします。

かっさプレート(魚型)のデコボコした部分で、左足の甲をつま先から足首に向かって5回ほど擦ります。この時、足首からつま先に向かって動かしてしまうと、老廃物が足先に溜まってしまうので、必ずつま先から足首側に動かすようにしてください。

また、あまり力を加えなくても大丈夫です。

足裏を擦る

左足の裏を、つま先からかかとに向けて5回擦ります。次に右足の裏も擦ります。

くるぶしをマッサージする

かっさプレートの尖った部分を使って、左足のくるぶしを、かかとから円を描くようにして上向きに2~3回擦ります。右足も同じように擦ります。

ふくらはぎ全体をマッサージする

かっさプレートのデコボコした部分や、丸い部分を使って、両足のふくらはぎ全体をマッサージします。足首から膝にかけて、一気にかっさプレートを滑らせます。この時、少し力を強めにして、上に押し上げるイメージで擦りましょう。

ふらはぎが終わったら、脛も同様に擦ります。

太ももをマッサージする

ふくらはぎと同じ要領で、太ももの内側を擦ります。膝から足の付け根に向かって、かっさプレートを滑らせます。前面を擦ったら、次は裏側を擦ります。

膝まわりを擦る

かっさプレートの丸い部分を使って、膝の周辺を、円を描くように擦ります。
 

老廃物を流す

最初に開いたリンパ節に向けて、かっさプレートを動かします。
次に、足首から膝裏に向けて、かっさプレートで擦り上げます。

太ももは、内側と外側で方向が違います。太ももの外側は、膝下のリンパ節に向けてかっさプレートを動かします。太ももの内側は、足の付け根のリンパ節に向けて動かします。

かっさマッサージの注意点

強く擦りすぎない

肌はとてもデリケートです。オイルやローションを塗っていたとしても、強い力でこすりすぎると肌を傷つけてしまいます。マッサージは、かっさプレートで肌の上を軽く滑らせるような感覚で行いましょう。

水分補給をする

老廃物を排出するためには、リンパ液がしっかり流れることが大切です。水分をとる   とリンパ液が増え、老廃物がスムーズに排出されます。

食後すぐのマッサージは避ける

食後は、血液が胃腸などに集まり、食べ物の消化をしようとします。しかし、そのタイミングでマッサージを行ってしまうと、本来であれば消化器官に行くはずの血液が全身に分散してしまい、消化がうまくいかず、消化不良や胃もたれの原因になります。

マッサージは食後1時間以内は行わないようにしましょう。

肌の調子が悪い時はマッサージを控える

肌荒れや日焼けをしている肌、または怪我をしている場合などは、かっさでマッサージすると肌に負担をかけてしまいます。肌の調子が悪い日は控えるようにしましょう。

また、生理前も肌が弱まっているので、あまり刺激を与えないようにしましょう。

毎日は行わない

かっさプレートによるマッサージを毎日すると、肌への負担が大きくなります。数日に1度程度にしておきましょう。

妊娠中や妊娠の可能性がある場合は控える

 足のマッサージをする際に、どうしても腹部を圧迫するような体勢になってしまいます。妊娠中の方や、妊娠の可能性がある場合などは控えた方がいいでしょう。
 

体を温めた状態でマッサージする

 体が冷えた状態だと、血流が悪く、マッサージの効果が半減してしまいます。入浴後などの、体が十分に温まっている時にするのがおすすめです。

まとめ

かっさで大事なのは、かっさプレートを動かす方向です。正しい方法でマッサージを行えば、余分な水分や老廃物が排出されることでしょう。

足のむくみで悩んでいる方は、是非かっさマッサージを試してみてください。

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