慢性的な疲れに効果のある食べ物とは?疲労回復におすすめのレシピ紹介」

毎日「体がだるい」「疲れが取れない……」といった、悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?常に体がだるいと集中力が切れたり、休日は寝てばかりになったり、生活に影響も出ますよね。

疲労は、原因を突き詰めて対処していけば、回復することができます。特に、毎日の食べ物から変えていくことが、簡単で取り入れやすいだけでなく、しっかりと効果も感じることができます。

今回は、疲労がたまる3つの原因から疲労回復におすすめの食べ物や栄養素をご紹介します。さらには、疲労を取り除く効果のある栄養素が入ったレシピもご紹介します。どれも簡単で取り入れやすい食べ物ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

疲労がたまる原因


疲労がたまるのは、睡眠不足、ストレス、目の使いすぎという3つが原因です。

睡眠不足

まず、睡眠不足は疲労がたまる大きな原因です。睡眠が足りていないと、体力がいつまでも回復しません。

体力は、ほとんど睡眠で回復します。しかし、睡眠が短かったり、昼夜逆転の生活をしていると、それだけで体の負担に。疲労は一向に回復できずに、どんどん蓄積していきます。

疲れは体に溜まっていくと、「慢性疲労」という疲れた状態が続くようになってしまいます。慢性疲労になるとずっと疲れを感じるようになり、常にだるい状態が続きます。

ストレス

ストレスも疲労の原因です。体が疲れることを直接しているわけではありませんが、心と体の調子は密接に関係しています。

心の調子が悪いと、集中力が切れたり、ケアレスミスが増えはじめます。また、動いているときや仕事をしているときは何も感じないけれど、ボーッとしているときにいきなり疲れを感じるという症状も出ます。心の調子に気づかずに放っておくことで、結果的に体も動きにくくなってしまうのです。

目の使いすぎ

ほとんどの人が、毎日目を使っています。目を休める時間が少ないと、肩こりや頭痛といった新たな体の症状につながります。

スマホやパソコンなど、私たちは常に目を使っています。またネイリストの方は仕事上、目をよく使いますよね。多くの人が目を酷使するものの、使うだけ使って、ケアはあまりできていません。アイマスクや日頃の食事から回復を試みる習慣が必要です。

疲れを取りたいときにおすすめの食べ物

疲れを取り除くには、食べ物から変えていくのがおすすめです。タンパク質やビタミンB1、ビタミンAが特におすすめです。

タンパク質が豊富な鶏肉やたまご

タンパク質は、人間の筋肉だけでなく皮膚や髪、爪などあらゆる部分を作っています。そのため、体の回復や体力作りには欠かせない栄養素なのです。

タンパク質は筋肉になるだけでなく、ビタミンなどの他の栄養素を身体中に届けるときにエネルギーとなってくれます。そのためにも、1日に「自分の体重×1g」は必要。体重50kgの人であれば、50gは摂る必要があります。

鶏ささみ肉であれば、100gあたり約20gのタンパク質が入っています。なるべく、昼や夜に鶏肉、たまごを取り入れて、1日の摂取量をクリアしましょう。

疲労回復に効くビタミンB1が入っている豚肉

ビタミンBは、糖質やタンパク質、脂質をエネルギーに変換します。体に蓄積できず、排出しやすい栄養素のため、毎日食べ物から摂ることをおすすめします。

女性であれば1日につき、約1mgは必要です。豚ヒレ肉や豚モモ肉であれば、100g食べるだけで約0.9mg摂取できます。メインメニューに豚肉を取り入れてみましょう。

眼精疲労に効果的なビタミンAはにんじんから摂取

ビタミンAは、特に目に効果的な栄養素です。視力の維持や、ドライアイを防ぐ役割があります。

皮膚を維持する役割もあるため、乾燥肌などにも効果的です。特に、にんじんには多く入っており、料理もしやすい食べ物。おかずに、にんじんを使った料理を入れてみましょう。

疲労回復に効果的なレシピ紹介

疲労回復にぴったりの「鶏モモ肉とりんごのソテー」と「にんじんしりしり」の2品をご紹介します。

鶏モモ肉とりんごのソテー

タンパク質が入っている鶏モモ肉のソテーをご紹介します。

【材料】
A
・鶏モモ肉 200g
・塩 少々
・黒こしょう 少々
・薄力粉 大さじ1

B
・りんご 1/2個
・オリーブオイル 小さじ1/2
・玉ねぎ 50g

C

・砂糖 大さじ1
・酒 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1/2
・バルサミコ酢 大さじ1
・りんごジュース 大さじ2

【手順】

①鶏モモ肉は水分を取り除いたら、Aの材料とまぜあわせ、薄力粉を付けておく。

②りんごは皮をむいてヘタや芯を取っておく。

③玉ねぎの根元を取り除き、くし形に切っておく。

④フライパンにオリーブオイルを入れ、鶏モモ肉を強火で焼く。

⑤りんごを入れて、焼き色が付くまで焼く。

⑥鶏モモ肉とりんごは一度フライパンから出す。

⑦フライパンにオリーブオイルを足し、玉ねぎを入れて炒める。

⑧玉ねぎにCを加えて中火で煮えさせる。

⑨鶏モモ肉とりんごを入れてからめて完成。

りんごにはクエン酸が入っており、疲れを取り除く効果が期待できます。鶏モモ肉のタンパク質と合わせれば、最強の疲労回復メニューです。

にんじんしりしり

おかずとして、ビタミンAが豊富なにんじんを使ったメニューをご紹介します。

【材料】

A
・にんじん 300g(2本くらい)
・サラダ油 大さじ1
・シーチキン 140g(1缶)
・酒 大さじ1/2
・塩 大さじ1/2

B
・たまご 2個
・塩 小さじ1/3

【手順】

①にんじんの皮をむいて、5センチほどの千切りにする。

②Bのたまごを溶いて、塩を入れておく。

③フライパンにサラダ油と、にんじんを入れて炒める。

④にんじんがやわらかくなったら、油を切ったシーチキンを入れる。

⑤酒と塩を入れて、Bのたまごも入れて、火が通れば完成。

にんじんしりしりは簡単で彩りもあるため、お弁当のおかずにもおすすめです。

まとめ

なかなか取れない疲れ、その原因は睡眠不足、ストレス、目の使いすぎという3つがあります。どれも食べ物から改善することができ、続けて入れば疲労も回復します。

おすすめの食べ物は

・タンパク質の入った鶏モモ肉

・ビタミンB1を含む豚モモ肉

・ビタミンAの入ったにんじん

の3つです。今回ご紹介した「鶏モモ肉とりんごのソテー」「にんじんしりしり」といったレシピを見ながら、ぜひ作ってみてくださいね。

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