「このネイリストさんいいな」ファーストインパクトで大事なこと。


初対面の印象で、「このネイリストさんいいな」と思わせられるかどうかは、その人の外見云々以上に、ネイリストさんの雰囲気が大きいものです。

この「雰囲気」は何から作られるかと言えば、「お客さんに寄り添える」空気感。よく言われる「ヒアリング力」は、最初のアプリーチがとても大事とも言われる所以ですね。

特に最初のお客様は少し距離もありますが、どんな人でもすっと懐に入り、最小限の時間できちんとニーズを汲み取ってあげられるか、は実は熟練のスキル。

イメージが固まっていて「このデザインで」と決めて来る方もいらっしゃいますが、ネイリストさんと相談しながら決めていく方であれば、「何のために、どんなネイルを、どんなイメージで仕上げて欲しいのか」を、まだ自分自身でイメージしきれていないお客様に、想像させてあげられるか?が鍵をにぎります。

提案からデザインを詰めていく時のポイント

お客様に提案するためには、それ相応の引き出しを持っていることももちろん大事ですよね。毎月新作のチップを作ったり、常にサンプルがたくさんあるようなサロンは、やはり、ワクワク感もありますし、より多く視覚化されている分、お客様もイメージしやすいもの。

ここでより一層大事なのは、最初にヒアリングした内容から、より近いものをさっと提案できるか?です。お客様任せにすると、サンプルが多ければ多いほど迷う方もいらっしゃいますよね。

一緒に迷ってあげる時間があれば、もちろん楽しんで接客するのもひとつですが、通常はやはり、沢山あるサンプルから、さっと2~3パターンを提案できるとスムーズ。

この提案は、もちろん最初のヒアリングからしっかりニーズを汲み取らないとできないことですが、ここで絞込めると「信頼感」もぐっと生まれますね。

「言い切れること」の大切さ

提案の中で、「今年のトレンドはなんですか?」「○○のために来たんですけれど、どうでしょう?」聞かれるときに、的確な返答ができることはもちろん、お客様の好みも込みで、迷っているお客様へ、提案を断言できることはとても大事。

今日マストで求められているものはなんなのか、を押さえた上で、ネイリストさん側も根拠を持って言ってあげられるといいですよね。この「根拠」の幅がいかにあるか、がまたスキルでもあると思います。

リピーターをたくさん持っているトップネイリストさんたちは、それぞれに持ち味があるもの。でも、やはり共通しているのは、お客様への的確な提案力。

ネイリストさんたちにとっては、接客はある意味時間との勝負でもあると思います。お店の方針にもよりますが、本来であれば限られた時間の中で、単価をあげながらしっかりと接客できるのが一番効率もいいもの。そこでガッチリとリピーターとしてファンをつけられれば言うことはありません。

ネイルをして気持ちが輝いていく、その気持ちを持続させるためのなにか、が接客でつなぐことができ、さらに自然と次回予約につながっていくことが理想ですし、繁盛サロンでは、自然とこのような接客術を持ったネイリストさんたちが活躍しているものです。

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