私ってネイリストに向いている?ネイリストの適正とは?

ネイルサロンを利用することが当たり前の現代において、ネイリストという職業はすっかり一般的に職業として認知されて来ました。特に、美容業界の中では美容師やエステティシャンなどに比べ女性人気の高い職業です。

「ネイルが好きだけど、私って果たしてネイリストの適正ってあるのかな?」これからネイリストになりたい方は自分が向いているかとても気になりますよね!?

私はネイリストおよびネイルスクール講師として勤務し、これまで述べ5000人以上の生徒の指導やサロンスタッフの人材育成の仕事に携わってきました。これらの経験から、ネイリストに向いている人の特徴についてお話したいと思います。

おしゃれや流行に敏感であること

売れっ子ネイリストは、おしゃれや流行りものをチェックしている子が多いです。髪形やメイクも数年同じまま、という子はほとんどいません。外見からおしゃれな雰囲気が感じられるとお客様も「このネイリストさんにやって欲しい」と思うものなのです。

じゃあ、いつも流行りのファッションで常に身を固めてなければならないのかしら?と思われるかもしれませんが、そういうことではありません。

雑誌で流行りのお洋服を最低一か月に一度はチェックして出来る限りを取り入れてみたり、流行のドラマを観たり、最近できたお出かけスポットに行ってみたり、その程度のことでも大丈夫です。大切なのはそれを継続し、お客様に情報発信し続けているかということです。

世の中の流行りを常に何らかの形でチェックしている、ということはお客様の興味の対象をチェックしているということでもあるのです。

自分は好みではなくても、そのシーズンの色やデザインなどを把握しておくことで幅広いデザインをお客様に提供することができるようになります。

また、サロンにいらっしゃる女性のお客様は流行りもののおしゃべりが大好きな傾向にあります。「あのドラマ見ました~?」「新発売のチョコ食べたんですよ~」のように、お客様との会話を広げ顧客満足につなげる、という点でも重要なことなのです。

しょっちゅう流行りモノにお金も時間も費やすのは大変!という方は、通勤途中にネットのニュースやキュレーションアプリなどで情報収集するのもおススメですよ!

集中力

細かい作業はちっともイライラしないし苦ではない、むしろ楽しいしストレス解消になる!という方は非常にネイリストに向いていると言えます。

ジェルネイルを爪のキワまで塗る、細いラインを引く等、ネイルの仕事は細かい作業のオンパレードです。しかし「小さいストーンを一粒ずつ乗せるなんてイライラしちゃう!!」というような方はあまり向いているとは言えません。そのストレスがお客様にも伝わり接客に出てしまうからです。

こういった作業の向き不向きは生まれ持った特性によるところが大きいようです。「ネイルは好きだけど細いラインを書くのが苦手」など、自分の苦手ジャンルが分かっている方は、それ以外の自分の得意分野を見つけて積極的にお客様にアピールすれば、だんだんと細かい作業も苦にならなくなっていきますよ!

また、施術時間は時として2時間近くまでかかってしまうこともあります。長時間をお客様に向き合って接客できる集中力が必要とされます。ずっと同じ姿勢でいるのが辛かったり、疲れて元気がなくなってきたのがあからさまに顔に出てしまうのではお客様も良い気分ではありません。

集中力を長時間保つコツは、まずは体調を万全に整えることです。睡眠不足だったり栄養不足だったりすると、眠気や空腹感から集中力が切れてしまいがちです。サロンワークの忙しいときなどは合間にちょっと食べられるチョコなどを用意しておくと良いですよ!

また30分~1時間以内などの自分が苦にならない程度の時間を読書やランニングなどをするのもおすすめです。継続して続けていくことで「集中する」ということのイメージを体が学習するので徐々に苦にならなくなってゆきます。

コミュニケーション能力

初対面の人と話をするのが苦手な人はネイリスト以前に接客業には向いていません。また、会話のきっかけがつかめず「いい天気ですね」だけで会話が終わってしまったり、いきなり「結婚はしてるんですか」のようにプライベートに踏み込むような空気が読めない人もコミュニケーション能力が高いとは言えません。

※どれも実際私がお客としてサロンに行ったときに聞かれたことです(笑)

売れっ子ネイリストさんは、上手に空気を読みながら時には話したり、聞き役に徹したりと、コミュニケーション能力が非常に高いのです。

ネイリストに限らず社会人すべてに言えることですが、対人との仕事なのでコミュニケーション能力は不可欠です。
とくにネイリストの場合お客様の体に触れ1~2時間とまとまった時間マンツーマンになるわけですから、時にはカウンセラー並みの接客を求められることもあります。

お客様へのメニューや施術説明、デザインのカウンセリングの他、爪の悩み、世間話、はたまた恋愛相談など、お客様のご要望に合わせて会話に応じる能力が必要となります。ただ「そうなんですか~」と相槌をうつだけでは、お客様もご満足はされないでしょう。

リピーター獲得のためには、ネイルの情報以外にも常に幅広いジャンルの話題を集めておくことが大切です。自分が普段チェックしているサイトや雑誌だけではどうしても情報は偏ってしまいがちです。

ネットの情報以外に、テレビや新聞の主要ニュースなど見出しだけでも見ておくと政治経済などジャンルが偏らず情報収集することができますよ。

お客様によっては「話好きな人」「あまりしゃべらない人」がいます。サロンでの主役はお客様です。まずはお客様に会話を数回投げかけてみて反応を見て下さい。

食いつきが良さそうだったらどんどん質問を投げかけてみて聞き役に徹します。逆にあまりお話されない方だったら、会話よりもリラックスできる施術や環境の提供に注力すると、お客様は満足されるでしょう。

まとめ

今回はネイリストに向いている人の特徴おもなもの3つを挙げてみました。あなたはどれくらいあてはまりましたか?
ひとつも当てはまらなかったよ~、という方は、少しでも理想に近づくようにここで挙げた改善方法を参考にしてみてくださいね!

これまで20年近くネイル業界に関わり沢山のネイリストを見てきましたが、お客様は技術が上手なネイリストよりも、人として信頼できるネイリストにつくと思うのです。

あなた自身が魅力的なネイリストなら、お客様もきっとついてきてくれるはずですよ!!

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