新人さんいらっしゃい★サロンワークでの学び方

ネイルスクールを卒業しこの春からネイルサロンで働き始めたあなた。3か月経ってようやくサロンに慣れ始めたころでしょうか?

しかし、「接客をしていて、次に何をしたらいいか分からない」 「先輩に質問をしたいけれど、何をどう聞いたらいいのか分からない」こんな悩みでサロンワークが憂鬱ということはありませんか?

このような場合、技術的な問題というよりはコミュニケーションの取り方が問題だったりします。今回はサロンワークでの「学び方」についてを、キャリア17年ネイルサロン経営&ネイルスクール講師がお伝えしていきたいと思います。

疑問を明らかにする

「何がわからないのかが分からない」ということはありませんか?

例えばあなたがジェルの付け替えを担当したとして、「施術時間がいつも遅くなっている」ということで悩んでいるとします。

その場合、早く施術をするためには何をすればいいのか考えたときに、自分自身で原因と対策を掘り下げて考えられていますか?時間が遅い=手を早くしよう、と表面的なことだけを漠然と考えただけでは、本当の原因にたどりついていません。

原因を特定する

前項での「施術が遅い」というお悩み例ですと、カウンセリングに時間がかかるのか、オフが遅いのか、プレパレーションが遅いのか、ジェルを塗るのが遅いのかetc、同じ「遅い」でも原因が色々あります。

自分自身でひとつひとつ掘り下げて考えていき、最終的にどの部分が自分にとって一番問題なのかを明らかにする必要があります。

原因を特定できれば苦手な工程には時間をかける、得意な工程はスピードアップ、ということができます。ネイルは技術の種類が膨大にありますので、「なんとなく」ではなく、様々な視点から考えるクセをつけましょう。

上手に質問をする

前項で「原因を特定する」ということをお伝えしましたが、原因について自分自身で解決できない場合、サロンの先輩などに質問をして解決する方法があります。

その時、漠然と「オフに時間がかかっちゃうんです~。」と相談してしまいがちです。しかし聞かれる側としては「だから?」という感じで、どう答えていいかわからない場合があります。

誰かに質問をするには「答えやすい形式の質問をする」ということです。

よく5W1Hなどと言われていますが、

「いつ」=時間 when
「だれが」=人 who
「どこで」=場所 where
「なんで」=理由 why
「なにが」=中身 what
「どうやって」=方法 how

このように、質問された側が答えやすく聞くのが質問上手です。

先ほどのジェルの施術に時間がかかってしまうというお悩みの例でいうと、「ジェルの付け替えに時間がかかるのですが、ありがちな理由としては何が考えられると思いますか」「それはどうやってやればいいですか」というように、質問をするなら応えやすくということを心がけましょう!

上手に教わる

質問が上手にできるようになり、相手から答えを引き出せるようになったら、ただ聞くだけでなく上手な教わり方を身に着けることが大切です。

教わる姿勢

ただ、ふんふんと話を聞いているだけになっていませんか?

「ちょっとメモを取ってもいいですか?」等、前向きに学ぶ姿勢を相手に見せた方が「この人は真剣に教わりたいんだな」と相手も一生懸命教えてくれるでしょう。

共感をする

教わった時に、「そうやってやるんですね!すごく参考になりました」「いつもこうやっていたんですが、そっちの方が早くできそうですね!」
等、自分の感情を言葉に出しましょう。

その方が教えている相手も「ちゃんと理解しているのね」「私の話が役に立っているのね」と実感することができます。

報告をする

よくいるのが、聞きっぱなし、という人です。

せっかく時間をさいて質問に答えてあげたのにその後の報告がない人って、教える側からしたらあまり気分の良いものではありません。

「先週、先輩から聞いた早くジェルを塗るコツをこの間お客様に試したら、いつもより20分も早く終わったんです!」というように、教わった人には実践報告を必ずしましょう!

そうすれば、もっと教えてあげようという気持ちになるでしょう。

さいごに

サロンワークで日々の業務に追われていると、つい技術的なことを優先的に練習してしまいがちです。しかし、スタッフやお客様とのコミュニケーションが円滑に取れる人が、最終的には技術も上達するのではないでしょうか?

愛されネイリスト目指して頑張りましょう!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

同じタグのついた記事

同じカテゴリの記事