幸せを呼ぶ『孤独力』を身につけると『個』が輝きだす。

年末年始、クリスマス前後と新年を迎えるにあたり、ネイリストの皆さんはきっと大忙しですよね。大掃除や年賀状までは間に合わない方も多くいらっしゃるかもしれません。すごく忙しい時、ど真ん中にいると無我夢中であまり気がつきませんが、ふと我に返ったとき、「心地よい疲れ」を感じられるか、「猛烈な空虚感」に寂しくなるか、それによって少し自分の精神状態がわかったりします。もちろん、前者の方は基本的に心が安定していると思われるので、今日は後者の方向けに少しお話させてください。

ふとした時の『孤独感』

とにかく一生懸命に没頭しているときには何も感じなくても、ふとした隙間になんだか取り残されてしまったような気がするのは、誰しもが何となく感じたことがあるはず。私ももちろん感じることが多々あります。

例えば年末の電車。あまり日付と関係なく自分でコントロールして働いているので、あえて人が少し少ないこの時期に、たまった仕事をしてしまおうと出社するも、一人向かう会社への道、東京だと思えないくらいバスも電車も閑散としていてちょっと寂しい感じ。なんだか『孤独感』を感じます。

家に帰れば可愛い息子もいて、年末年始は父も含めて優しい家族が待っていてくれている。会社の仲間たちも連絡を取ればすぐに返信をくれますし、一見、なんら感じる必要がない感情と思うかもしれません。でも実際に感じた『孤独感』。

では、ひとりぼっちが寂しく、悲しい気分になるのはなぜでしょう?
人間には3大欲求食欲・睡眠欲・性欲があります。しかし、最近ではここに第4番目の欲求、集団欲求があるのではないか?という方もいます。ですから、この種の孤独感は「みんなと同じでありたい」とするところから始まっている気がします。

『孤独力』をつけるとは?

さて、今日お話したいのは、この誰しもがもつ『孤独感』を制する習慣、『孤独力』をつけること。
『孤独力』のススメです。

特に、普段多くの方と接するネイリストさんですし、その人たちの先に、たくさんの人や賑わいも込みで接客されていると思うので、1日を終わって、そして本当に大変な繁忙期を抜けたときの「孤独感」は私とは比べ物にならないかもしれません。今、寄り添える家族や身近な存在が近くにいない方ならなおさらですよね。

でも、実はこの「孤独力」はマイナスではなく、磨けば磨くほど、『個』が輝きだすのです。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、例えばこういうこと。

『孤独力』とはこういうこと

例えば今日、戸田は一抹の寂しさを感じながらデスクに向かいましたが社員もいなく、取引先からの連絡がない中、とても仕事に集中できました。ある意味、子供も家族も全く関係ない「個」になりきれる場所はこういうときにしかありません。
様々なノイズから解放されると、自分の思考がクリアになり、自分と向き合うことに集中できます。

逆をいうと、この孤独感に勝てなかったとき、それは様々な浪費を生むことに繋がります。例えば、孤独を紛らわそうと、ショッピングに出かけてそう、欲しいわけでもない服を買ったり、孤独を紛らわそうと、好きでもない異性と会って無駄な時間を費やしてしまったと感じてしまったり、結果、ぽっかり空いた穴は埋まらない。
つまり流れをよくするには、寂しさを紛らわす方法を探すより、寂しさを乗り越える方法を見つけるしかないのです。寂しさを感じるとき、「あなたはこれからなんでも出来るんだよ」と言ってあげたい。

好きなことを見つけてそれに一生懸命取り組むのもいい、
仕事に一生懸命になってもいい、
昔諦めてしまった夢を、今の自分の形で取り組んでみるのもいい。

孤独は偉大な力を持っています。
そうやって、『個』が輝いていくのです。

「ひとりぼっちの時間」を持つことは、そう悪くもありません。きっとネイリストの方であれば、そんな風に向かい合う時間が、思いも寄らないデザインのアイデアにつながったり、接客に生かすことができるかもしれない。「孤独力」といい形で付き合うことは、きっとこの先につながっていきますよ!年末年始、自分を振り返るチャンスにもぜひ。

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