この季節のフットネイル!ポリッシュカラーの可能性

日に日に厚さが増し、サンダルの出番が増えてきましたね!サンダルを履くなら欠かせないのがフットネイル。

この時期はポリッシュカラーがおススメってご存知でしたか?でも、ジェルばっかりでポリッシュは全然使わないという方も多いのでは。

キャリア17年ネイルサロン経営&ネイルスクール講師が、この季節だからできるポリッシュカラーの可能性をお伝えします!

フットネイルはジェルだけ?

ネイルサロンでカラーやアートをする場合、ジェルネイルがほとんどですよね。サロンによってはジェルのみというところもあります。

しかしフットネイルを頻繁にするこの時期、ポリッシュカラーがおススメなのをご存知でしょうか?

「ポリッシュカラーなんて検定の時しかやったことない」
「乾く時間がめんどくさい」

そんな理由でだけで、ポリッシュをしないなんてもったいないですよ!私のサロンでは夏の時期のフットネイルは8割がポリッシュです。

今の時期だからこそ、フットネイルのポリッシュカラーの魅力をご紹介します!!

この時期にポリッシュカラーがおススメの理由

足は長持ちする

成人女性の場合、一カ月に爪の伸びる速度は手が3~4ミリ、足は1~2ミリです。つまり足の方が伸びるのが遅い=長さが気にならず長持ちするということになります。

それ以外にも、手のように足で何か作業をすることってほとんどないですよね。先端や根元から剥がれてくるということも少ないのです。

サンダルだからよれない

ポリッシュカラーの最大のデメリットは「乾かす時間の確保」です。確かに、ジェルネイルはライトで硬化するのですぐに靴を履くことが出来ますがポリッシュは乾くまで待たなければいけません。

しかしこの時期だけは別です。お客様に爪が全て出るサンダルでお越し頂ければ、施術後は乾かしながらお帰り頂けるので乾かす時間の心配がありません。

さすがに冬場のフットなら裸足はキツいですが、この時期だからお客様にも「サンダルでお越しくださいね」とお伝えすることができるのです。

靴が履ける程度まで乾く時間は約2時間ですが、便利グッズを使えば最大30分程度にまで縮めることが出来ます!のちほど方法をご紹介しますね。

オフチェンジが簡単

フットジェルの場合、オフをしたいときはジェルリムーバーで溶かしてオフをしなければならず面倒です。

また、飽きたからカラーチェンジをしたいという時、短期間で頻繁に付け替えをしてしまうとサンディング等で爪が痛んでしまいます。

その点、ポリッシュカラーなら除光液で簡単にオフが出来るので、飽きたときもカラーチェンジが簡単にできます。

カラーリングをする時もサンディングをするわけではないので、ジェルに比べてダメージが少ないのもメリットです。

グリーンネイルなどのリスクも減る

これからの季節、高温多湿の気候が続きます。注意したいのがグリーンネイル=緑膿菌感染です。

フットジェルの場合、ジェルが完全密着していれば良いのですが、根元や先端など日常生活での衝撃でジェルが爪のキワから剥がれてきた時、隙間に雑菌が溜まりグリーンネイル感染のリスクが高まります。

フットカラーはピンクやブルーなど濃い色を塗っているため爪の色調異常が分かりずらく、オフをしたらグリーンネイルが進行していた・・ということも!

しかし、ポリッシュカラーの場合は樹脂ではなく塗料になるので爪を完全に密閉しているわけではありません。

グリーンネイルに感染するリスクも低いです。私のサロンでは、いつもはフットジェルをされている方も、6月~8月の間だけはこのような爪へのリスクからポリッシュカラーにご変更をおススメしています。

来店周期が早まり、売り上げが上がる

ジェルネイル=高単価、ポリッシュ=低単価、と思われがちですが、実はポリッシュの方が長期的に見ると売り上げを上げやすいってご存知でしたか?

お客様は、伸びすぎたり取れない限りは「ネイルが持っている」と認識しサロンにいらっしゃいません。
ジェルは厚みがあるため先端を自分でカットできないし、長持ちする人なら2か月近く再来されないこともあります。

しかしポリッシュの場合は、1か月もすると先端が剥げてきますし、オフも自分で出来るし長さもカットできます。

そうすれば、「サロンに行かなきゃ」という心理が働き再来につながります。さらに、ポリッシュカラーの場合はオプションメニューを勧めやすいというメリットもあります。

フットジェルは施術の都合上、長時間フットバスに浸けてのケアが出来ないので角質ケアやスクラブなどが勧めづらいのですが、ポリッシュカラーなら可能です。裸足でいる夏だからこそ角質もたまるし乾燥もします。

フットケアとポリッシュカラーのついでに、カカトの角質除去やスクラブパックなどをおすすめし、「フットメニューってこんなに気持ちが良いものなんだ」とお客様に体験頂ければ、夏が終わったそのあともお手入れだけをお勧めしやすいです。

ポリッシュカラーにおススメ!便利アイテム

サロンで施術したポリッシュを少しでも早く乾かすために、私が実際にサロンで使用している便利アイテムをご紹介しましょう!

速乾タイプのカラー

OPIのインフィニットシリーズや、CNDのバイナラクスのような、速乾タイプのポリッシュです。

ベースコート、カラーポリッシュ、トップコートまで全てライン使いすると、約30分で乾くので安心してお帰り頂けます。

通常のポリッシュに比べ素早く塗らないと、早乾きのためムラになりやすいのでご注意を!

速乾剤(オイル・スプレー)

ポリッシュの上からかける速乾剤も多数メーカーから販売されています。噴きかけるスプレータイプや、垂らすオイルタイプもあります。

施術の仕上げにかけるのはもちろんのこと、小さいサイズは物販用としてもお勧めです。

ビーチサンダル(販売用)

爪が全て見えるサンダルで来なかった、忘れてしまった、というお客様でも施術ができるよう、サロンでビーチサンダルを販売するのもテクニックの一つ。

さすがに100均のものはまずいので、お花やラインストーンなどちょこっとデザインが付いているものが良いでしょう。サロンオリジナル商品として手作りもおススメです。

¥500程度で買えるものなら、お客様もお財布が痛まないしその後も「買わされた」感がなくご使用いただけます。

注意点

最後に、ポリッシュカラーでフットの施術をするときの注意点をご紹介します。

アートによっては持たないことも

大きなパーツやビジューなどは、ジェルと違い固定ができず取れやすいです。小さめのストーンやホロ、ペイントなど極力フラットなものをすすめましょう。

ジェルのようなデザインができない場合がある

ドロップネイルやグラデーションなど、ジェルでは出来るデザインがポリッシュだとできないことがあります。

カウンセリング時にどんなアートをされたいか確認しましょう。

最後に

ジェルに押されて忘れてしまいがちなポリッシュカラーですが、こんなに可能性に秘めているツールなんですよ。

是非この夏はメニューに加えてみてはいかがでしょうか!!

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