「起業」を実現するまでに考えておきたいこと。

ネイリストさんの中には、将来独立を考えられている方が多くいらっしゃるかと思います。このメディアを読んでいらっしゃる方の中には、もしかしたら別の職業についていて、ネイリストさんへの転職を考えている方、ママとなり、子供がようやく幼稚園に入って少し時間ができたから、何か手に職をつけたいと思っている方もいるでしょう。

確かに、手に職をつけ、スキルがあれば、自分の時間を自由に使える独立の道はとても魅力的。家でも開業でき、比較的資金も少なくてすむのもポイントですよね。

とはいえ、例えネイリストとしての資格をいくら取っていても、サロンワークで経験をつんでいたとしても、その資格や経験を生かして経済的に自立をしようと思ったときにはお客さんがいないと成り立たない。

当たり前のことなのですが、起業するからには、やはり“投資したら回収しなくちゃ”という強い意志のもとに成り立ちます。憧れだけで成功するほど甘くはない現実を見据えた上で、集客の仕方を学ぶとともに、起業してから起動に乗せるまでの道のりに望む相当な覚悟が必要といえるでしょう。

メディアを作る大切さ

サロンワークのときには、ある程度会社・サロンがブランディングも込みで広告費用をかけて集客をしてくれます。お客様をリピーターにするための方法も、個人スキルはもちろんですが、チームワークで協力しあうことができますよね。


でも、起業した瞬間に、すべてを一人で担うことになります。
最初からあまり苦労なく集客もでき、経営が起動に乗る…という人は、本当に稀。通常はスキル云々の前に、集客からスタートしなければなりません。

一方で、最近のSNSの普及で、大きな広告媒体に頼らずとも、自分自身をメディア化する術があり、ここに大きなチャンスを感じて起業する人が多くなっているのも確か。

実際に、うまく自己メディアを活用してしっかりと認知を高めつつ、ファンを増やして成功している方も目にするようになりました。
とはいえ、この自己メディアもある程度普及した昨今、まったく無知からのスタートでは、ハンデがありすぎます。

言葉にすると少し難しくなりますが、
マーケティング、広告、PR、この領域についても自分なりの見地をもってスタートするのが最低限の条件とも言えるでしょう。

起業するにあたっての心構えとは?

ポイント

・いきなり「ホールインワン」を狙わない。

・地道にコツコツ続けること。やめないこと。

起業するときは、希望にも満ち溢れ、ある程度の覚悟も決めて準備を進めていくと思います。目指す目標も大きく掲げていることだと思います。

ただし、そこに到達するまでには、ある程度のステップが必要。まずは目の前のできることからやっていく作業が待っています。
「起業」という言葉は華やかですが、実はほとんどが地道な作業なんです。

ネイルサロンを開業したはずが、ネイルをしばらくできずに事務作業をしていたり、自分流のメディアを思考錯誤したり、DM作成をしたり、営業をしたり。

少しずつお客様が増えたとしても、これはなくなる作業ではなく、より、集客につなげるためのメルマガや、キャンペーンなど必要ですし、更なるスキルアップに勉強することも出てくるでしょう。

そこを厭わず、コツコツと続けていけるかどうかが実はとても大事。起業までは正直何とかなるものなんですが、この作業を続けていくのはなかなか大変なもの。

夢としてはホールインワンしたくて起業される方も多いかもしれない。でも、正直ホールインワンはなく、はやはり、積み上げの上に成功があるということです。

起業する上で重要な自己ブランディング

ブランディングは、美しいプロフィール写真をとることではありません。自分の強みが何かを把握し、どこが目標なのかを明確に持ちつつ、それを実現するために自分なりに日々のノルマを課しつつ発信することが、結果的にブランディングにつながってきます。

自己メディアとしてSNSで発信していくのも、実は覚悟が必要なんです。中にはあまりいい印象を持ってくれない方もいるでしょう、時にはコメントも辛らつなものが来る可能性もあります。

でも、無難なことだけを発信していては、自分の強みも何もなくなってしまいますよね。
自分自身がその発信をする意義はぶらさず、これを続けていくことが後々の認知、ファンつくりには必要になってきます。

プチ起業からのスタートもあり

許されるのであれば、スタートアップという意味で、ある程度定期性は必要ですが毎日でなくても、プチ起業してみて、模索しつつ、自分の方向性を決めるのもありかもしれません。

その先の成長や経済的な自立について、自分の中で道筋が見えてくる可能性もあります。ただ、プチ起業はあくまでその規模ですから、マーケティングとしての勉強代だと割り切る気持ちも大事です。儲けを見据えられるのはその先の先。でも、状況や立場によっては、最低限のリスクで自分を試せるチャンスになるかもしれません。

少し厳しいことを書いていますが、もちろん、チャンスは誰にでもあるもの。そのチャンスを選択するかどうか?それをいかせるかどうか?は年代関係なく、自分次第。


自分の中でしっかりと筋道をつけ、起業に踏み切った暁には、常に、できないかもではなく、できる方法を考えることも大切です。
起きている事実は変えられなくても自分の行動を変えることで、結果が変わることもありますから。

現実は現実として受け止めながら、それでも、そこに可能性を見出して夢を形にしていく方がこれから先より多くなりますように!

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