絶対合格!ネイル検定2級の内容と対策

ネイルの資格試験で一般的なのがJNECネイル検定です。中でもネイルサロンへの就職や開業を考えているならネイル検定2級の取得が当たり前の時代になってきました。

しかしネイル検定2級は求められる技術レベルが上がるため難易度がグンと上がります。ただ練習しているだけではずっと不合格ということにもなりかねません。ここではネイル検定試験について、試験内容や合格するためのコツをご説明します。

ネイル検定2級の試験内容(実技、筆記)

ネイル検定2級試験は、ネイルサロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識となります。
受験申込時にネイル検定3級を取得していることが受験資格となります。
実技試験と筆記試験があり、全国12都市で年4回行われます。
試験内容は大きく分けて、事前審査・実技試験・筆記試験の3つからなります。

事前審査

道具の衛生状態とモデルの爪の状態を確認します。

前半:35分

両手:ポリッシュオフ、ファイリング(ラウンド)、ネイルケア

インターバル

1分間

後半:55分

チップラップ:指定の指にチップラップを施す。カットスタイルはラウンド、Cカーブは10%程度
カラーリング:チップラップとネイルアート以外の爪8本にポリッシュを塗布
ネイルアート:指定テーマのアートを指定の指に施す
※チップラップ・アートの指、ポリッシュカラーの色は受験時期により異なります。

筆記試験 35分 マークシート

爪の構造、病気、消毒管理、ネイルケア・チップラップの手順等。

実技採点基準と求められるレベルについて

ネイル検定2級は検定要項にも記載の通り「サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識」が要求されます。合格のカギは実技試験の仕上がりが、ただ時間内に完成すれば良いというものではありません。2級試験で求められる水準に達した作品である必要があります。

また、仕上がりだけではなく施術の途中工程を審査する「工程審査」というものがあります。試験時間内での施術や所作なども審査されています。いくら仕上がりがキレイでも、工程審査で落ちてしまうということもあり得ます。ここではどの程度できていれば合格なのか、採点基準と求められるレベルについて、実技試験内容の項目ごとにご説明してゆきます。

ファイル(工程審査あり)

長さが10本バランス良く揃っていて、カットスタイルがラウンドになっているかが大切です。削り終わったら必ず手を返して確認をしましょう。
ファイルは工程審査があります。きちんと指で支えを取りながら適切な力と速さで、往復がけにならないよう動かしましょう。

クリーンナップ(工程審査あり)

プッシャー、ニッパーハンドリングは工程審査で見られています。
プッシャーは小指で支えをとりながら安全な角度で使用されているか、ニッパーは刃先を指で支え適切な角度で使用しましょう。
どちらも支えができているかが審査のポイントとなります。
きちんとプッシュアップがされルースキューティクルやささくれなどがなくなっている状態か、確認をしましょう。

チップラップ

チップのサイズが合っているか、真っすぐに装着されているか、長さが5ミリ程度のラウンド、Cカーブが10%と規定通りに仕上げましょう。
表面に凹凸やバブルがなく、ハイポイントの位置が適切な位置に来ているか、表面を指で触って確認しましょう。

カラーリング

キューティクルラインが丸くつながりサイドにはみ出しがなく、表面に色むらやバブルがない状態が合格できるラインです。
受験時期により指定カラーが異なります。カラーは赤・ピンク・ベージュ・白パールのいずれかです。指定色に合わせた塗り方やポリッシュを選びましょう。

アート

受験時期により指定されるテーマの図柄を描きましょう。絵が入る面積は爪の3分の2以上、色数は3色以上使用するとベストです。
アートは受験生によってはこだわりが出やすい項目ですが、検定試験ではアートの項目は1つしかありません。アートにこだわりすぎて他が雑にならないようにしましょう。

時間配分

2級検定は全体で90分ありますが、行う工程が多岐にわたります。上手に施術手順を組立て、見直し時間まで十分に取れる時間配分を考えましょう。
ここでは一例を紹介いたします。

前半 35分

前半は左右順番に行う手順となります。受験生の大半が苦手とされるニッパーとプッシャーは、あまり一か所にこだわり過ぎず、まずは全てを終わらせ余った時間で手直し修正ができるよう時間をとりましょう。

手指消毒~ポリッシュオフまで 5分
ファイル 両手10分(1指1分以内)
プッシュアップ&ニッパー 15分
ラウンド&ケアチェック 5分

後半 55分

後半は、チップラップを先に仕上げてから残りを行なうやり方と、チップラップともう片方の手のカラーリングの左右の手を同時進行で行うやり方があります。施術の順は自由なので自分にとって作業効率の良い手順で行いましょう。
ここでは各項目ごとの目安時間をご紹介します。

チップラップ 25分
カラーリング 20分
アート 10分

検定のためのモデル選びと管理について

2級合格のためにはモデル選びが大変重要です。本番1週間前までに、いかに自分のモデルを有利に仕込んでおくかで合否が分かれます!

長さ

最低でも2~3ミリ伸ばせてサイドストレートとラウンドが取れる状態をキープできる人を選びましょう。手を酷使して折れやすい方はおすすめできません。本番1か月前などに決まったモデルさんでジェルなどを付けていた方などは、サイドストレートが削れてしまっていてオーバル型になってしまっている事があります。長さを育成する時間を考慮しても最低でも2か月前までにモデル決めをしておきましょう。モデルさんが決まったら折れたりかけたりしないように保護ベースコートなどを塗りメンテナンスをしてあげましょう。

爪の大きさと形

自爪が極端に大きすぎたり小さすぎたり、下がったり反ったりしていない方がベストです。
特にチップラップを付ける指はなるべくカーブなどがきつくない方がチップ装着やレジン塗布がやりやすいです。

仕込み

モデルさんが決まったらこまめにネイルケアをしましょう。キューティクルがはりつきやすい方も、週に1度など定期的にケアをしていると上がりやすくなります。
検定要項に記載の通り、本番1週間を切るとお手入れをすることができませんので、1週間前の最後のネイルケアで形をある程度完成に近いラウンドに整え、キレイにケアをして仕込んでおきましょう。
日頃から全然ケアをしていなくて慌てて1週間前に行ってもあまり効果は得られません。試験当日を有利に迎えられるように2~3か月前から時間をかけて仕込むことが大切です。

検定に向けた練習スケジュール

受験時期が決まったら逆算をしてスケジュールを組み立てましょう。
ここでは2級の練習スケジュールをご紹介します。

3か月前

モデルを決めてネイルケア、長さを伸ばす。チップラップをハンドで練習する。

2か月前

本番のカラーリングの指定色が発表される。本番使用するポリッシュを決めてモデルにケアカラー練習。
チップラップを人の手でも練習する。

1か月前

本番のアートを決める。本番モデルさんに時間を計っての練習。
通っているスクールで模擬試験があるならこの時期に受講する。
本番モデルにチップラップをすると痛むので他の人に行うなど注意する。

1週間

最後のファイル、ケアを行う。

前日

リペアが必要な場合は行う。爪の表面をシャイナーで磨きポリッシュオフをしやすく仕込む。
シルク、チップのサイズ合わせと仕込みをする。予備も忘れずに!
事前カラーを塗布し、しっかりと乾かす。

使用用具について

2級試験で使用する用具溶剤類ですが、今まで使っていたものから他のものに変えるだけでびっくりするくらい技術が向上する場合があります。
合格を確実にするために以下の道具については是非、一度見直しや買い替えをすることをおススメします。
2級以上は「道具選びも技術のうち」ですよ!

ニッパー

ネイルスクールなどで最初に配布されるニッパーは初心者向けであることが多いです。また3級練習で使用していて刃が曲がっている場合があります。
2級受験を機に、プロフェッショナルモデルのニッパーに変えることをおすすめします。最低でも1万円以上のものを購入しましょう。切れ味が良くささくれやルースキューティクルなどがとても処理しやすく、苦手だったネイルケアが楽しくなりますよ!

ポリッシュ

2級は受験時期により、赤・ピンク・ナチュラルスキンカラー(シアー系のベージュ)・白パールの4色から、試験に塗る色の指定があります。
赤やピンクは比較的どんなメーカーでもそんなに大差はないのですが、ベージュや白パールはハケあとが付きやすくムラになりやすい色なのでポリッシュのメーカーやボトル、ハケを選び分けることが合格する上で必須となります。

・ベージュの場合

毛質が硬いハケを使うとカラーをほじってムラになります。少し柔らかめで長めのしなやかなものが良いでしょう。
また、選んだカラーが薄過ぎてイエローラインが著しく透けると減点になります。二度塗りした際にしっかりと発色して欲しいのですが、カラーによってはマットすぎて塗るのが難しい場合もあります。
このような時は、1度目をマットカラー、2度目をシアー系、というように質感を組み合わせるときれいな仕上がりになります。

・白パールの場合

メーカーによりパール粒子の濃度が異なります。サラサラすぎるとムラが目立ち、濃すぎるとパールのラインを揃えるのが難しくなります。
まずは2度塗ったときにイエローラインが透けないカラーを選び、自分の塗りやすいボトルに詰め替えることをおススメします。
パールは上から下に向けて一気に引いて塗りますので、ラインが美しく揃うよう、ハケがしごきやすく毛並みが揃ったものを選びましょう。

レジン&アクティベータ―

2級受験者のほとんどがチップラップを作る際、フィラーではなくレジンとアクティベータ―で厚みを出します。
この2つは、メーカーにより粘度や硬化速度、それぞれとの相性が異なります。塗り方や噴きつけ方を何も考えずに行っていると、バブルという硬化のムラによって起こる表面にツノが立つ現象が起こり、そのあとの削りが面倒になります。なるべくバブルを立てずにアプリケーションを行なうことが時間短縮のカギとなります。

・レジン

1度塗りでほどよく粘性があり厚みが出せるものを選びましょう。メーカーによってはノーマルタイプと、ハイポイント出し専用と分かれている場合があります。組み合わせて使っても良いでしょう。
また、一度に大量のレジンを塗布するとサイドにはみ出したりバブルが発生しやすくなります。適量を数回重ねながらもう片方の手を進めたほうが時間短縮になります。

・アクティベータ―

なるべくレジンと同じメーカーのものが好ましいのですが、残念ながらアクティベータ―はレジンほど種類がありません。吹き付ける時に以下を工夫するときれいに硬化します。

・面に対して90度に噴き付ける
・最低10センチほど距離をとる
・一度に何度も噴きつけない

さいごに、ネイル検定2級を合格するために絶対して欲しいこと

以上、2級についてのポイントをお伝えして来ましたが、最後に合格するために行ってほしいことがあります。

①時間を逆算してスケジュールを組み立てる

モデルの項目でもお伝えした通り、爪を伸ばしたり甘皮まわりを整えるには一朝一夕ではできません。逆算して余裕をもちスケジューリングしましょう

②短時間でもいいので毎日練習する

一日7時間を週に1度やるよりも、毎日1時間を1週間続けたほうが上達が早いです。少しでも時間を作って毎日道具に触れましょう。

③最重要!自己判断ではなく、仕上がりを人に見てもらう

出来上がったものを自己判断しても、どこを直せばいいのかが分かりずらいです。先生や先輩にチェックしてもらいましょう。できれば実際に検定試験のジャッジに関わる認定講師の先生がベストです。

2級に合格すると、ネイルケア技術についてはプロレベルとして認められたことになり、ネイリストとしての自身も付きます。
合格目指して頑張ってください!

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