絶対合格!ネイル検定1級の内容と対策

ネイル検定試験で最難関なのが1級です。昨今の1級は合格率が30~40%台程度とかなりの難易度です。合格が出来れば「トップレベルのネイリストとしてのスタートを切っても良い」と認められたことになります。

しかし、複数本のイクステンションを揃えてキレイに作れない、150分の試験時間の集中力が続かない等で、すでにサロンワークをしているネイリストでも不合格になる方がいるくらい難易度が高いのです。
ネイル検定1級を合格するために、合格レベルややっておいた方が良いことをまとめました。

※前回の記事「絶対合格!ネイル検定2級の内容と対策」はコチラから

ネイル検定1級の試験内容(実技、筆記)

ネイル検定1級試験は、トップレベルのネイリストに必要なイクステンション等の総合的な技術及び知識となります。
受験資格は検定2級所持者です。2級と同様に実技試験と筆記試験がありますが、実施は2級と異なり春期と秋期の年に2回のみとなります。
試験内容についてご説明します。

事前審査

衛生状態やモデルの爪などは2級と同じです。それに加え試験で使用するハーフチップやプレスオンチップに装飾がないかの確認をします。

実技試験 150分

片手5本:アクリルスカルプチュア
片手2本:チップオーバーレイ
片手1本:プレスオンチップ&ミックスメディアアート
※どの手に施術を行うかは受験時期により異なります。

筆記試験 40分 マークシート

爪の構造、病気、消毒管理、アクリルスカルプチュアの手順等。

実技採点基準と求められるレベルについて

ネイル検定1級は2級と異なり、イクステンションを1本だけではなく7本揃えて仕上げなくてはなりません。まさに総合的な技術が問われる資格になります。
ここではどの程度できていれば合格なのか、採点基準と求められるレベルについて、実技試験内容の項目ごとにご説明してゆきます。

スタイリング

左右対称、サイドがストレートで角を落としたスクエアオフ、規定の長さである。
→正面、側面、逆方向から見て確認しましょう。すべてが同じ長さ、厚み、Cカーブになっていなければいけません。
チップオーバーレイとスカルプチュアの長さ形が揃っていないケースがよくあります。1本を作りながら常に他とそろえることを意識しましょう。

チップの状態

チップオーバーレイのハーフチップが空気が入っていないか、ミックスメディアアートのチップが他7本のイクステンションとカットスタイルが同じでなければなりません。プレスオンチップの長さは先に仕込むことができますが、作成したイクステンションと長さが違ってしまうことが多いので、最終的な長さはイクステンションを作成してからそれに合わせてチップを削りましょう。

表面

凹凸やバブルがなく、ハイシャインになってなければなりません。またキューティクル付近に段差ができていてはいけません。自分の爪を通して確認をしましょう。シャイナーは試験本番に新品を複数本使用しましょう。

アート

受験時期により指定されるテーマの図柄を描きましょう。メインの3D部分は直径2㎝以内という規定があります。仕上がりは爪の3分の2以上、色数は3色以上デザインが入っていることが望ましいです。
1級アートはプレスオンチップの状態やベースカラーの塗布も審査対象になります。チップがサイドに隙間ができてしまったり浮いてしまうことのないよう仕込み時にしっかり合わせて下さい。

時間配分

1級検定は150分、すべてのネイル検定の中では最長の試験時間となります。アプリケーションまで・削りまで・アートと見直しと、大きく3セクションに分けて時間配分をすると良いです。
また、ウォッシャブルファイルに時間がかかりハイシャインが不充分な方が多いです。ハイシャインになっていないと審査の際にはじかれてしまいます。
ここでは削りと磨きの工程を分けた時間配分の一例を紹介いたします。

・手指消毒、プレパレーション7本まで 約5分
・チップ装着・長さカット・段差取り、左手 フォーム装着まで 約5分
・アプリケーション7本 約40分~50分
※ここまでで60分経過が理想

・削り ウォッシャブルファイル180Gまで 約40分~50分
・磨き スポンジバッファー~シャイナー、ダストオフまで 約15~20分
※ここまでで2時間経過が理想

・チップのプレスオン、長さ揃え、ベースカラー塗布まで 約5分
・3Dパーツ作成、アート、トップコートまで 約15分
・全体の見直し 約5分

モデル選びと管理について

1級は試験時間が最長です。事前審査~実技審査までモデルさんはトータルで3時間40分座っていることになります。
お願いをする時に、長時間の練習や本番が耐えられるか説明しておくことが大切です。退屈しておしゃべりしてしまう方やトイレが近い方、長時間座っている体力のない方はやめましょう。

また、1級は2級と異なりモデルさんの爪を予め長さを伸ばしておく必要はありません。しかしサイドウォールに角質がついているとフォームやチップがストレスポイントまで装着しずらくなります。定期的にケアをし、フォームやチップが装着しやすい状態にしておきましょう。2級だけでなく1級でもモデルさんに定期的にケアをしていると施術しやすい爪になってゆきます。

爪の大きさと形

比較的指が10本まっすぐで曲がりなどがなく、自爪の大きさが揃っており、下がったり反ったりしていない方の方が、ハイポイントやサイドラインなどのバランスが取りやすくベストです。
極端に手汗をかいてしまう方はフォームやチップが装着しずらいので避けましょう。

スカルプチュアの指

フォームが仕込みやすくはめやすい指が理想です。ハイポニキウムが伸びすぎたりサイドが剥離しているとフォーム合わせが難しいかもしれません。もちろん技術でカバーできることもありますので、早めにモデルを決めそれに合わせて練習をしましょう。

練習スケジュール

1級の開催は年に2回しかありません。受験時期が決まったら逆算をしてスケジュールを組み立てましょう。
ここでは1級の練習スケジュールをご紹介します。

半年~3か月前

アクリルイクステンションをハンドで練習する。
アクリルイクステンションは難易度の高い技術なので、初めて習ってから人にできるようになるまで最低でも数か月はかかります。大体半年前位にはアクリルを習い始めましょう。

2か月前

本番の指定指とアートテーマが要項にて発表される。イクステンションを人の手でも練習する。
ハンドにはできても、いざ人の手となると体温があり硬化が速かったり、キューティクルエリアにファイル傷がついてしまったりと難しくなります。本番モデルでなくてもよいので人間に練習をしましょう。

1か月前

本番のアートを決める。本番モデルさんに時間を計っての練習。
通っているスクールで模擬試験があるならこの時期に受講しましょう。
本番モデルに通常通り施術してしまうと自爪が痛むので、サンディングを行なわない・ディフェンダー(練習用の下地剤)を使用する等注意をしましょう。
1級は試験時間が最長のため、スケジュール的に通し練習をすることが難しくなります。短時間での練習は片手ずつなどのタイムトライアルがおすすめです。

1週間~前日

最後のケア、仕込みを行う。
フォーム、チップのサイズ合わせと仕込みをします。予備も忘れずに!
前日にケアを行う場合は、ささくれなどを取り過ぎてしまうと翌日の本番にファイルで傷をつけてしまう場合があるので取り過ぎないようにしましょう。

最後に、合格するために絶対して欲しいこと

以上、1級についてのコツをお伝えして来ましたが、2級と同様に最後に合格するために行ってほしいポイントを紹介致します。

①常に他とそろえるクセを付ける

1級のイクステンションは形が決まっています。100%の仕上がりの1本を作るよりは80%くらいの7本を作るイメージで、揃えることをまずは意識しましょう。長さとアウトラインだけは完璧にしておけばパッと見の印象が良くなります!

②自分がまっすぐでないとまっすぐは作れない!

キレイにできているけど、曲がってしまっている方は姿勢が悪い人が多いです。作品に正対しないとアウトラインが取れません。まずは姿勢を正して施術することをクセづけましょう。まっすぐが分からくなってしまう方は、後ろから誰かに姿勢をチェックしてもらったり、下に引くタオルを縦縞ストライプ模様にするのもアリですよ(笑)。

③本番に何がおきても対処する力と集中力をつけよ!

1級のアクリルは気温や湿度にとても敏感です。当日の気候によっては、チップ装着が外れてしまったり、ピンチが間に合わなかったりすることもあるでしょう。しかし、150分もありますので予期せぬトラブルが起きてもあとからリカバリーもしやすいです。何かあっても慌てず対処できるよう集中力を養いましょう。

昨今のジェルネイルブームもあり、「1級試験のアクリルなんて意味あるの?」という声も聞こえます。
しかし、サロンワークにおいては2級よりも1級所持者の方が評価が高いのです。最難関の資格を取ってお客様からお金を頂くのが信用と礼儀ともいえます。
また、晴れて1級を取得し他に諸条件をクリアすれば、ネイル検定試験で試験管を務める認定講師の資格試験の受験資格が与えられます。
ネイリスト人生において幅広い活躍の場を広げることができますので、1級合格を目指して頑張って下さい!

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