みなさん、パンはお好きですか? パン屋さんの焼きたてパンの匂いに包まれると幸せな気持ちになりますよね。 スイーツパン、総菜パン、ベーグルにクロワッサンと並んでいる様々なパンには誘惑がつまっていますね。
そして、特に簡単に食べられますから、若い女性で一人暮らしとなれば、パンに手が伸びるのも良く分かります。ネイリストさんたちは、ほんの少しの休憩時間に食べるものとしても重宝されている方も多いかと思います。
ただ、そうはいっても、「毎日パンばっかり食べていていいのかしら?」と心配になってる人も多いようです。漢方の考え方の一つに「身土不二」(しんどふに)というものがあります。 これは「自分が暮らす土地のものを食べる、それが出来る季節に食べる」ということです。
本来の日本人としての特性を意識しよう
もともと湿気が多い日本では、お米がたくさん採れ、たくさんの種類の野菜が出来ます。ですから、本来わたしたち日本人にはお米を主食に野菜を添える食事が合っているとも言えるのです。
また、日本人は昔から、小麦やそばも食べてますが、調理法としては、たとえばうどんを煮込んだり、ざるそばで食べたり、おまんじゅうなども、すべて水を使って調理してきました。
その点、パンは小麦を練って焼いているので、実はとても乾燥した食べ物です。さらに小麦を焼いた食べ物には、カラダをカーッと暑くする働きがあります。
カラダによさそうなイメージなある天然酵母のパンもやはり小麦を焼いてるという点は同じなので、水分をうばって便秘になりやすいことがあります。便秘になり腸内環境が乱れるとアレルギー症状や肌荒れも起こしやすくなりますね。
このことから、すこし極端な例に聞こえるかもしれませんが、実際に漢方薬局の症例として「朝のパン食をやめたら皮膚炎、子どものアトピーが治った」ということは珍しいものではありません。
手軽に購入できるパン、少し成分を意識しよう
パンだけを悪者にするつもりは毛頭ありませんが、パンの種類を見てみると、バター、 マーガリン、白砂糖、クリームなど 高カロリー、高脂肪のものが多いのも事実です。
毎日せっせと食べ続けることは、単に太るということだけでなく、カラダにも負担になります。
加えて、一番便利で生活に根付いている場所であるコンビニやスーパーで購入する菓子パンには、消費期限を長くするための添加物がどっさりはいっています。パッケージの裏の表示を意識してみると、びっくりしてとても食べれないほどの成分表示がありますよね。
ですから、パンを選ぶときには出来るだけ添加物の少ないものを意識してみて下さい。
そしてパンを食べる時には、タマネギやトマトのような甘みや辛味をもつ食事でつくったスープなどを一緒に食べることがオススメです。
食パンに、自家製ジャムやハチミツをぬったり、野菜やハムなどをはさむのもいいですね。
美味しいパン屋さんにいくことを、週に1度の楽しみにとっておくのも生活にハリが出来るかと思いますよ。そして、その美味しいパン、大好きなパンを食べる時には少しのこころがけでカラダに思い遣りをプラスできるということを覚えておいていただけるだけでも、意識が変わるかと思います。
そして、日本人であればできるだけ毎日の朝ご飯には、ご飯、みそ汁、納豆といった和食がオススメです。 自分のカラダにあった食生活、ぜひ意識してみて下さいね。