「大人の保健室番外編」乳がん予防と検診の話

昨年の秋に乳がんである事を公表された芸能人の方が先日お亡くなりになられました。ブログを拝見しながらなんとか良くなられたらと願っていただけに残念でなりません。
本来、40代、50代の女性が発症すると言われている乳がん。

しかし、最近では若い女性での発症も多くなってきていると言われています。
一度、乳がんのお話はさせて頂いたのですが、再度みなさんに乳がんについて、乳がん検診について考えて頂きたく、このお話をさせて頂きます。(以前の記事はこちら)

20代、30代は乳がん検診対象年齢でない為、ますます乳がんには無関心になりがちです。
ましてや仕事やプライベートに楽しい事がたくさんあると、自分の身体の事は後回しになってしまいます。しかし乳がんを始め、ガンを発症してしまうとその後の妊娠・出産にも様々な影響を及ぼす事になってしまいます。

だからこそ、少しでもおかしいな?と感じた際には検査を受ける事が大切になってきます。今回は乳がん検診と自宅で出来る簡単なチェックについてお話しさせて頂きます。

乳がん検診とは

厚生労働省から2006年度に「40歳以上の女性に対し、2年に1度、視触診及びマンモグラフィ併用検診を行う」と指針が発表されています。
その為、40歳を過ぎると自治体から検診の案内が届くため、多くの方が検診を意識します。

しかし、20代、30代の女性にはそのような案内が届きません。だからこそ、自己チェックとおかしいなと思った際に自分で病院に行く必要があります。
ちなみに乳がん検診というと、触診・エコー検査・マンモグラフィ検査の3種類の検査があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、それらのメリット・デメリットを知ったうえで使い分ける事が大切になってきます。

各検査方法のメリット・デメリットとは

マンモグラフィ検査

手で触れることができないしこりを発見することが可能です。また、以前に撮ったレントゲン写真があれば比較が可能になります。

しかし、乳腺密度が濃い若い女性の場合は、全体が白く写ってしまい乳腺なのかガン細胞なのかの判別がつきにくいことがあります。その為、40歳未満の女性にはマンモグラフィによる乳がん検診が推奨されていません。

超音波検査

乳腺密度の濃い若い女性でもしこりを発見することが可能です。
ただし、操作中に判断するため、検査を行う医師あるいは技師の検査能力に依存する事、ガンの種類や状態によってはマンモグラフィの方がみつけやすいものもあります。

ガン検診はあくまでも結果であり、これらの検診を受けたからといって将来ガンにならないわけではありません。受けて安心するのではなく、その後に生活習慣や食事の見直しの方が大切になってきます。

ガン検診対象年齢ではない20代・30代の女性はどうしたらいいの?

以前の記事でもお話したように、生活習慣や食習慣に気を付けるのはもちろんのこと、定期的に自分の乳房の状態を観察しておくのも予防の一つになります。

セルフチェックのポイント

・乳房の変形や左右差がないか

・しこりがないか

・ひきつれがないか

・えくぼのようなへこみがないか

・ただれがないか

・出血や異常な分泌物がないか

乳房の硬さや張りは生理周期のどのタイミングでみるかによっても変わってきます。
特に生理前に胸が張りやすい方などもおられますので、生理終了後ぐらいのタイミングでチェックするのがわかりやすい時期だと思います。

今までと比較する為にも、同じ時期にチェックすることが大切です。上記に一つでも当てはまる場合は、まずは乳腺外来などを受診ししっかりと検査を行ってもらいましょう。

その際にはどのような機械や検査方法があるのか?女性技師が検査を担当しているのか?なども事前にHPなどで調べていくと不安が軽減します。
また、家族や親近者に乳がんを発症した人がいる場合は、40歳を待たずに定期的に検査を受けるのも一つの選択になります。

その際も胸部エコーは医師や技師の技術力に左右される面もあるので、乳腺を専門に扱っているクリニックでの受診がお勧めです。

若い女性の乳がんでの死亡が報道され、全国的に衝撃が走り、多くの女性が自分は大丈夫なのか?と不安に駆られた事だと思います。検診対象年齢ではないからと何もしないのではなく、生活・食習慣の改善と共に、セルフチェックを行ってみてくださいね。

※関連記事:知っておきたい!誰もがいつでも妊娠できるわけじゃないこと 『妊活アドバイザー直伝:ネイリストさんに知ってほしい大人の保健室③』

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