話が得意でなくたって大丈夫!「聞き上手」になるための基礎とは?

5月もすでに中旬となりましたね。毎年この時期は、春からスタートした新人さん含め、ちょっと悩みも出てきたりするころ。以前のネイリストさんアンケートでも、職場の人間関係やお客様への接客など、コミュニケーション系の悩みは特に多い傾向にありました。

当たり前のことですが、仕事場では、さまざまな人が自分の役割を果たすために努力しています。個々のミッションをこなしつつ、気配りもでき、お客様に笑顔絶やさず接客する・・・当然といえば当然ですが、その境地にいたるまではやはり長年の経験あってのこと。自分で苦手意識がある方は、まず、そこのレベル感の違いで悩まない!苦手を克服するため、には、まずやるべきことがあるのです。

「きちんと聞ける」ためのベースを作ろう!

職場での人間関係も、取引先との人間関係をよりスムーズに進めるためには、「聞き上手」であることが非常に重要です。これはよく言われていることですし、意識しようとしている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、意外にこれが難しい…むしろ、「聞いていればいい」だけならむしろ簡単なんですよね。「あれ?聞き上手って、そういうことじゃないのかな?」と気づき始めている人もいるかもしれません。

そうです、「きちんと聞く」ことは、実はそんなに簡単ではないんです。職場関係でも、お客様に対しても、「聞ける」ということは、ベースに「素直さ」があることが大前提。意外に、この「素直さ」が難しいところなんですよね。この捉え方を間違うと、とっても遠回りすることになりますよ!

①「自分が絶対正しい」と思っていませんか?

もともと勝気な性格な人もいるでしょうし、話の流れでは言われた事に、いまいち納得がいかないときだってあるもの。例えば、言われていることが正しいことかどうかはまた別として、素直になれずに他人の意見をうけいれられないタイプは、基本的に損をします。もちろん内容問わず、理不尽な内容にも屈しろ!というわけではなく、「意見に耳を傾けられる余裕があるか」という話。ちなみに、これは上司として指摘する側にも言えることですし、お客さんと接するときにもそう。受け入れることって、実はとても難しい。変なプライドが邪魔だってするものですが、そこを超えることで得られるものは多いかもしれません。

②自分の課題を分かっていますか?

自分と向かい合えているかどうか?これはまたまた難しい問題ですよね。特に、‘できないこと’を自覚することは悔しいですし、認めたくないもの。でも実は大事なステップアップの基礎なんです。というのも、「自分の足りない部分」がきちんと見えているということは、「客観的に理解できている」ということだから。
客観的に物事を見るためには、周りの状況を含めて、基準をしっかり持ち、そこと比較する必要があります。比較するにも、目標となる軸がなければできませんよね。自分の作品、自分の努力、何でもやはり自分はかわいいものですが、気持ちに振り回されず、しっかりと現状確認できているということは、周りの意見もしっかりと聞けるということ。まっさらな気持ちに他なりません。

③職場環境や自分の役職など、変化に追いついていますか?

これは、外部要因が入る部分にもなるのですが、時として、いきなり職場環境が変わったり、自分のポジションが変わったりすることで、大きく自分の周りが変化することがあるものです。何かというと、この「環境の変化」のせいにする人は多いもの。もちろん、実際に急な変動については誰しもが面食らうものですし、いきなり慣れるのは難しいことも多々あるでしょう。ただ、素直であるということは、受け入れるということでもあるのです。「どうしてその環境へ変化したのか?」この意味を、自分なりにしっかりと受け入れて租借しなければ次には進めないことも多々あるはず。

いかがでしょう、みなさん身に覚えのあることはありませんでしたか?
周りの意見やアドバイスなどを聞くことなく自分のことばかり話す人は、周囲から疎まれたり、職場の雰囲気を悪くしてしまうケースも多く見られます。何でも人のせい、環境のせいにする人もいる。相手のことを認められずに態度に出てしまう人もいれば、自分自身を過大評価している人、逆に必要以上に過小評価している人もいますよね。そういう態度の人が、お店の中で、チームの中で、接客中に、うまくいくはずがないんです。

一方で、どんな場所でも、どんな立場でも、物腰が柔らかく、同じ目線で話を聞いてくれようとする人、誰か頭に浮かびませんか?そして、その人は大きな信頼を得ている人ではありませんか?

「聞き上手」を目指すなら、「素直」さを身につける。

昨日まで少し行き詰っていた人は、今日からぜひこれを意識して、実践してみてくださいね。

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