「食欲の秋」は過食に要注意!東洋医学から紐解く5タイプの肥満原因とは?

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「実りの秋」 さつまいも、栗、ぶどう、さんま、梨・・・ なに食べても美味しすぎるこれからのシーズン、食欲が暴走してしまいがちですよね。

ネイリストさんのように、対人のお仕事で、かつ同じ場所にとどまっている方は普段から「ちょっとしたつまみ食い」も多くなりがちかと思いますが、秋に 食欲が出るのも、肥えるのも 自然の流れだから仕方ない。 と、思った人に チョット待ったです(笑)

東洋医学の五行において「秋」は「収」 夏の間、体の外に発散していたエネルギーを体に収納し始める季節です。

「実りの秋」の言葉通り、食物は冬に向けて蓄積されます。 私たちの体も食べ物のエネルギーを体の奥底の「蔵」に貯蓄して、冬に向けての準備を始 めます。 秋は人間の5つ港在的能力の「収=収納・収斂」がぐんぐん強化される季節。 食べて収納という、本能的に太りやすいシーズン。

「秋の栄養貯蓄パターン」も、昔は理にかなっていたのですが、21世紀、日本、人間 冬に食糧が尽きること…多分 ないです。 溢れる食欲は 本能、暴走を止めるのは 理性です。 太りにくい体質に改善することが、漢方で考えるダイエットの基本です。

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そのためには、まず自分の体質をしっかり理解することが大切。今日は東洋医学の目線から、皆さまへ少しアドバイスを送ろうと思います。

肥満の主な原因には 5つのタイプがあります。

瘀血(おけつ)タイプ

血の流れが滞り、ドロドロとした血になる「瘀血(おけつ)」によって血流が悪くなり、老廃物の排 出が滞ることによって、肥満になってしまいます。

ネイリストの方はどうしても不規則な生活になりがちともお聞きしますが、このタイプは外食の多い方がなりやすい傾向にもあるので、意識的に体を考えたバランス、食事を心がけましょう。

主な症状

ガッチリ体格なのにお腹ポッコリ、便秘、生理不順、肩こり、頭痛・・・など

気滞タイプ

「ストレス太り」といえる症状で、気の流れが悪くなってストレスがたまりやすくなり、 ストレスからくる過食等によって、体重が増えていきます。

また、ストレスによるエネルギー代謝の悪化も、大きな影響を与えます。 ネイリストの方など人の体に触るお仕事をされている方は、「気」に左右されやすいとも言います。もちろん、それだけでなく、ストレスの原因は日常生活にあるもの。

自分で気付ける方はまだいいのですが、知らないうちにストレスを蓄積させてしまうと後々大変なことに。たまの息抜きも含めて自分自身に向かい合う時間を持てるといいかもしれません。

主な症状

イライラ、気の落ち込み、ダイエットが続かない・・・など

血虚タイプ

血虚(けっきょ)とは、血の量が不足している状態のこと。このタイプは寒さに弱く、体が 冷えがちで、代謝が悪くカロリーや脂肪が消費しきれず、蓄積してしまいがちです。

ネイリストさんのように、座ったまま、同じ体勢を撮り続けるような方は、どうしてもリンパの流れも滞り、代謝は悪くなりがち。冷え性を自覚されている方は、自分でできるマッサージなどもありますので、今から少しずつできることをやっておきましょう。

主な症状

低体温、冷え性、めまい、立ちくらみ、顔色が悪い、肌荒れ・・・など

水毒タイプ

日本人に一番多いタイプだそうで、このタイプは水分代謝が悪く、体に水分がたまりやすく、冷えやむくみが生じ、体がぷよぷよ太ってしまいます。

女性は特に、むくみやすいもの。夕方、足が痛くなってしまうという方はこのタイプかもしれません。カリウムを多く含む食材をとるなど、食材によっても多少改善できるヒントはあります。

主な症状

虚弱気味、色白でぽっちゃり、筋肉がやわらかい、むくみ、ひえ、めまい、耳鳴り・・・ など

熱タイプ

体内に熱が篭るため水分を消耗しやすく、腸の潤いが落ちて便秘になりがちになります。 また、熱によって水分の質が変化し、余分な水となってカラダにたまり、水太りのような 体重増加が起こりえます。

慢性的に悩んでいる方も多いかと思いますが、やはり基本は、規則正しい生活と食生活、また適度な運動。習慣化するまでは大変ですが、本当にお悩みの方は騙されたと思って一度生活をリセットしてみましょう。

主な症状

太鼓腹、食傾向、油濃いものが好き、冷たいものが好き、口臭、吹き出物、胃熱、体重の 激しい増減・・・など

 

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