頑張って水を飲めば綺麗になれるって本当ですか?

夏まではもう少しあるはずなのに、今年は5月から猛暑日が続きますね。薄着になり始める時期が早いと、フットのネイル需要もグッと増えるもの。そうなると、お客様との間で、ダイエットのこと、足のケアについて、美容について話が盛り上がることも多々あるかと思います。そんな時の豆知識としても、ご自身でダイエットにトライされている方にも、参考にして頂きたい話題を今日はお届けします。

欧米モデルがやっている=正しいとは限らない!

一昔前から、よく言われる「1日に2リットル以上の水を飲む」という美容法。これは欧米モデルの間で流行ったことから一気に広まりったこの美容法ですが、いつの間にか、常識のように捉えている人も多いように思います。ただ、実はこの「水をたくさん飲む」という美容法、日本人の中には適さない体質の人もいるんです。

確かに人間のカラダの70%は水。水分が不足すると体の血、リンパ、全ての循環が悪くなったり、乾燥したり、デトックスされていくはずのものが出されず、溜め込んでしまうので、きちんとした水分補給は確実に必要だということは理解できますよね。 特に夏場は熱中症対策としてもこまめな水分補給は必須です。

ですから、水と体の相性が良さそう、というイメージにつながるのも間違いではありません。ただ、注意して欲しいのは最適な水分補給と、過剰摂取はまた少し意味合いが違ってくるということです。

そもそも、高温多湿な日本では、多くの方が東洋医学でいう「水毒」 に悩まされているんです。
少し説明させてもらいましょう。

東洋医学では、体内の「気・血・水」のバランスが大事とされています。

・「気」は、元気などの「気」で、生命エネルギーのこと。
・「血」は、血液や血液が運んでくる栄養のこと。
・「水」は、水分もふくめ、血液以外の体液のこと。

この3つが整うことで、体の健康が保たれるのです。

では、先ほどの「水毒」とは何か?
簡単に言えば、さきほどの「水」が正しく働かず、体内に余分な水分が溜まり、排泄されないことで様々な症状を起こしてしまうことです。
原因はひとつではありませんが、日本の高温多湿気候は、どちらかというと、外国のカラッとした乾燥した暑さとは違い、暑い割りに発汗しにくく、体内に水分が残りやすい特徴があるのです。

・むくみ、たるみ
・胃がチャポチャポなる
・雨の日になると調子が悪くなる (頭が重い、頭痛がするなど)

というのも、その一例です。

加えて、パンやパスタが主食の欧米とは違い、和食はお米にも副菜にも、水分が多く含まれてます。
また、水分のとりすぎは、腎臓や膀胱のトラブルの原因にもなります。 カラダが冷えてしまい、昼間も何度もトイレに行き過ぎるか 逆にまったくトイレに行か ない人もいます。 思い当たる人は 果物や砂糖、珈琲、生野菜、アルコール類を控えましょう。 わかめや昆布、のり、ひじき、など黒い食材がオススメです。

水が溜まると体が冷え、体が冷えると水が溜まります。 水をたくさん飲んでいて、体調が良いという人はもちろん続けても問題ありませんが、不調を感じながら、飲みたくないのに頑張っている・・・そんな自分にもし気がついているのであれば、見直す必要があります。

「過ぎたるは及ばざるが如し」

‘なにごとも、やりすぎるのは、やり足りないことと同じようによくない’という意味ですが、この言葉に尽きますね。

カラダからのサインを無視していると、子宮や乳房のトラブルにも繋がりますので、ぜひ早いうちからケアをしてくださいね。 健康情報に過度に振り回されることなく「自分にとってはどうなのか」 自分からのサインに、耳をかたむけてあげること、とても大事です!

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