大人のためのコンプレックスの活かし方

人間誰しもが一度は感じたことがあるであろう「コンプレックス」。美容業界に身をおく方の中では、よく、「自分のコンプレックスが道を目指す原点だった」という方も多いですよね。コンプレックスがあったからこそ、今があるんだ、と言える人はとても素敵です。

とはいえ、みんながみんな、そう簡単に超えられるものではなかったり、一つ超えたらまた一つ、と新しいコンプレックスに向かい合わなければならないことだってあるはず。きっと、そこにどう向き合うか悩んでいる人、たくさんいると思うんです。ネイリストさんであれば、自分自身だけでなく、きっとお客さんから何気なく、相談される場合もあるのではないでしょうか?

今日はこの「コンプレックス」について、実は”磨くと光る原石” なんだよ、いうことを書いてみたいと思います。

そもそも、みなさんは「コンプレックス」に対してどんな感じがしますか?
岩のように固く、冷たい感じ?
それとも、トゲトゲしいイメージでしょうか?
もやもやと心の奥で抑圧されて意識されないまま、複雑な感情を生んでしまい、複雑に絡み合う感じだったり、時に、コンプレックスがきっかけで理不尽な発言をしてしまった嫌な思い出が出てくるかもしれません。

どうにも、こうにも複雑に絡み合い、自分で自分が嫌になってしまう。
良い循環をなに一つ生まず、人生レベルまでまとわりついてくるコンプレックスだからこそ、大人になったら、コンプレックスとの付き合い方と活かし方を学ぶべき。そこは絶対に自分自身にも、接客にも、生きてくるポイントとなるはずです。

コンプレックスと向かい合うこと

まず大切なのは、自分の中にどんな形をしたコンプレックスが潜んでいるのか、知っておくこと。
気付かないふりをして、どんどん絡み合ってしまうよりかは、早めのほうが、ひも解きやすいもの。
ここは勇気を持ってしっかり「向かい合おう」と思うことが大事です。

まずは、紙に書き出してみる。
その後は誰かに話してみる。

話せるものではないのがコンプレックスだけれども話をした瞬間、解決。なんてこともある。
意外にまわりは気にしていないことも多く、なーんだそんなこと気にすることないよ。と励まされたり、
逆に、こうしたら、ああしたら、といいアドバイスをくれることもある。

なさそうに見えてあるコンプレックスは、
人からすると親近感を感じたりするもの。

つまり、コンプレックスとは
人間らしさという財産であり、
そのコンプレックスを克服しようとする努力は
成長に繋がる。

さらに言うと、コンプレックスは
知性の証でもあり、
コンプレックスのない人には
人の心は中まではのぞけないのです。

例えば私自身も、外見コンプレックスで一番大きかったのがO脚。もともと家系的にO脚で、小学生のころは、自ら足を縛って寝ていたほど。それが、産後の骨盤の開きで益々ひどくなりました。
それは、椅子に座っていても、ひざ同士をつけるのも苦しいくらい。気が付いたら大股開き….。
なんてこともしょっちゅう。
だからパンツは履かなくなったし、スカートはロングが好きになりました。けれども、どんどんお尻は垂れるし、血液循環が悪い為、むくみやすく、ひざ下が太もものように太くなり、どうにもならなくなったとき、そのことを話した友人が「実は私も」とカミングアウト。
ますます仲が深まり、2人で解決方法を模索した結果、何はともあれ筋肉だ!ということでジムに通いだし、つかなかった膝がくっつくように。今では、すっかり悩みが解決です。私にとっては1人より、2人で解決策を模索できたこと、1人では絶対入会しないジムだけど、2人だから入会できたことが大きかった気がします。

お分かりですか?
コンプレックスはしまっておくものではなく克服することに意味があり、その昔のコンプレックスを笑って人に話してこそ、まわりの人は勇気をもらう。
だから、コンプレックスを持っていることが、財産であり、磨けば光る原石なのです。

いま、コンプレックスを持っているあなたは素晴らしい。
しまっておくのは勿体ないから、是非取り出して、克服に向かってアクションを起こしてみて欲しいんです。きっと笑顔で笑える日がくるはずだから。

ご自身はもちろん、お客様でもし悩みを抱えていらっしゃる方がいらした時にも、ぜひお話してあげてくださいね。

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