ネイリストに商品知識はどれぐらい必要?

毎日見るだけで楽しい気分にさせてくれるネイル。特にプロだからこそできる技術は、その支払う金額以上の価値を感じ、それゆえにリピートしてくれるお客様も多いものです。

しかしお客様はネイリストに対して、ネイルをしてもらう間の楽しい会話だけでなく、プロのネイリストならではの情報も期待しています。

「またこのネイリストさんにネイルをお願いしたい!」と思ってもらえるようにするためにも、商品知識は必要不可欠です。では、一体どこまで必要なのでしょうか?

ハードルが高い「専門用語」

インターネットでも欲しい商品知識を得ることが比較的簡単になった昨今ですが、それでも納得しやすい知識というのは得るのはなかなか難しいようです。

その理由の1つが「専門用語」でしょう。
例えば「爪床(そうしょう)」と言う言葉ひとつとってみても、パッと言われたり、漢字を読んだりしただけでは、ネイリストではないお客様には分かり辛いものがあります。

ここから美しい爪が生み出されること、大事なものであることはなんとなくインターネットの知識で得ることができても、正しい意味は一般のお客様ではなかなか分からないですよね。
こうした専門用語を分かりやすく伝えてあげるのも、ネイリストに必要な知識と言えるでしょう。

意外と高い!情報の壁

例えば、お客様は「爪床をよりよくするためにはどんな栄養素が必要なのか」、「どんなお手入れが必要なのか」といったことになかなかイメージがし辛いものです。しかし、ネイリストにしてみれば、そうした知識は基本的にもっているものですよね。
このように、ネイルが一般的になったと言っても、お客様の持っている知識とプロのネイリストが持っている知識の間には、やはりまだ隔たりがあります。

さらに大きいのが情報の壁です。ネイリストはメーカーなどからも、最新の情報や流行について情報を得ることができます。新商品や、新しいネイルの手法、今後の流行カラーなど……。そうした商品知識・情報をお客様から期待されることもあります。
最新の動向については、いつ聞かれてもよいように、知識をたくわえておきましょう。

欲しい情報をくれる人が嬉しい!説明スキルが重要です!

ネイリストはお客様にとって最も身近なプロフェッショナルです。爪床の例で言えば、目の前で丁寧に爪床のことを説明しながら、栄養剤でネイリストに手入れしてもらえば、お客様の得られる情報量は、ネットや書籍で調べた時よりも格段に多いはず。
例えば、「一時的に強いリムーバーを使って傷んでしまった爪と、長い間お手入れが十分でなかったために傷んだ爪では使用する栄養剤も異なる」などの情報を一緒に伝えることもできるでしょう。

その時にお客様の状況に合わせた商品を勧めてくれ、かつそれがなぜ良いのかを説明してくれるネイリストはお客様にとっても信頼ができます。
ネイリストに必要な知識とは、どれだけ「専門用語」や「商品知識」を持っているかではなく、「専門用語や商品知識を分かりやすく解説できる知識」なのです。

 

ネイリストには技術だけでなくお客様のニーズを踏まえ、お客様にとってより良い商品をお勧めできる能力、その商品の魅力を分かりやすく説明できるスキルが求められます。
商品知識をたくさん詰め込むだけでなく、それを効果的にお客様に伝えられるようになりましょう。

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