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専門家
2017.03.03

知っておきたい!誰もがいつでも妊娠できるわけじゃないこと 『妊活アドバイザー直伝:ネイリストさんに知ってほしい大人の保健室⑬』

ネイリストの皆さんは、大多数の方がオーバーワーク気味になってしまっているような現状。労働時間が全てではない業界であることは重々承知の上で、春に向かっていく今、少しお話したいことを今回はお話したいと思います。

昨年発生した過労による自殺の問題を受け、長時間労働の在り方が問題となっています。
先日発表された政府案では繁忙期最大100時間という指標が発表されました。

しかし、この100時間という数字は過労死との因果関係が強まる数字と言われています。
健康で生活を送るという数字を超えてしまっている労働時間。
はたしてみなさんはどのように感じられますか?

今回は「働き方と不妊」についてお話しさせて頂きたいと思います。

長時間労働が不妊を産む?

当たり前ですが、長時間労働は人の身体を狂わします。
特に女性は、ホルモンバランスが一定でないから、男性と同じようには働けないと言われています。
しかしながら、男女同じように働くことを求められ、必死に働いている女性がたくさんいます。
そもそも男性でも、過剰なオーバーワークは心身共にダメージが大きく、過労死を基準に労働時間を考える事に対して疑問すら感じます。
その手前の健康の害に関して考えていく必要があるのではないかと思います。

頑張りすぎた結果、様々な不調をきたしてしまいがちです。
生理痛、頭痛、倦怠感、疲労、ホルモンバランスの乱れ
仕方ないで放置してしまっていませんか?

自分の身体を顧みることが出来ない環境が妊娠しにくい身体をつくってしまっている可能性もあります。

人間の健康の基本はやはり睡眠です。
たまの睡眠不足は仕方ありませんが、やはりそれが慢性的に続くことは身体に大きな負担となります。

余裕のない社会が産みにくい環境をつくる

このような長時間労働が続くと一人一人にも余裕がなくなってきます。
周りに目を向けられず、自分の仕事で必死になってしまいます。
その結果、周りに気を使いすぎて本当ではあれば、妊娠しやすい年齢で妊娠を望みたいのに、ずるずると先延ばしにしてしまう可能性も否めません。
先延ばしにした結果、妊娠しにくい年齢に入ってしまい、次は不妊治療と仕事の両立に悩むという結果にもなりかねません。
実際に多くの女性が不妊治療と仕事の両立に悩み、仕事をやめるという選択をしている女性も少なくないというデーターもあります。

妊活しやすい労働環境をつくるために出来る事は?

不妊の問題というのは、やはり働いている労働環境にも大きく依存してくるものだと私は考えています。
不妊・妊娠・出産に関してはまだまだ身近な問題として捉えにくい人もたくさんいるかもしれません。
しかし、近い将来自分がその環境に置かれた時の為にも、今から他人事ではなく自分事として考えておくことが必要なのではないかと思います。

周りに気兼ねなく出産を望みやすい環境とはどんな労働環境でしょうか?

・長時間労働が当たり前ではない
・急な時に休みの取りやすい環境
・一人一人の仕事の状況に余裕のある環境
・体調不良で無理をしなくて良い環境

他にもあげればキリがありませんが、望んだ時に妊活に入れる、出産出来る環境づくりはとても大切になってきます。
周りに気兼ねすることなく、妊娠・出産を望むことが出来れば、少しでも不妊で悩む女性が減るのではないかと思います。

長時間労働は身体の面での負担も大きくそれだけでも十分に不妊の要因になる上に、忙しさのあまりに周りに気をつかい妊娠に踏み切れず、きづけば妊娠しにくい年齢になってしまうことも否めません。
自分自身の健康の為、妊娠・出産しやすい環境づくりの為にも今一度長時間労働について考えてみて頂ければと思います。
逆に言えば、そこを解決していくことが、ライフステージが変わっても、大好きなネイルの仕事を続けるコツなのではないかなと思います。

専門家プロフィール

笛吹 和代(うすいかずよ) 

笛吹 和代(うすいかずよ) 

臨床検査技師、不妊カウンセリング学会 正会員、健康管理士一般指導員

妊活アドバイザーとして妊活・不妊治療に関する講座や個別相談を開催。
10年余り会社員として、仕事が趣味と言えるぐらいハードワーカーな日々を過ごすものの、不妊治療と仕事の両立に悩み退職を決める。自分自身の経験を元に『好きな仕事 やりがいのある仕事を妊活の為に断念する女性が少しでも減ってほしい』という思いを持って、妊活・不妊治療に関する講座や個別相談、健康に関する講座を行っている。

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