ネイリストの求人・仕事トップ/特集/プロから学ぶ!心と身体の整え方/知っておきたい!誰もがいつでも妊娠できるわけじゃないこと 『妊活アドバイザー直伝:ネイリストさんに知ってほしい大人の保健室③』
専門家
2016.11.14

知っておきたい!誰もがいつでも妊娠できるわけじゃないこと 『妊活アドバイザー直伝:ネイリストさんに知ってほしい大人の保健室③』

shutterstock_189956237

大好きなお仕事をしていると、ついつい自分の身体の事に関しては後回しにしがちです。特に20代、30代は無理が効く年齢。そして好きな仕事だからこそなんとか頑張ろうと思ってしまいます。少々の身体の不調もなんとか気力で乗り切ろうとしてしまいます。

しかし、見て見ぬふりをしていた身体の不調の陰に大きな病が潜んでいることも多々あります。

また、ネイリストさんというと職業柄、前提として不規則な生活になりがちな点は否めません。だからこそ、いつまでも好きな仕事を続ける為にも自分の健康管理ともしっかり向き合ってほしいなと思うのです。

今回は妊活とは少し離れて『癌』についてお話しさせて頂きたいと思います。とはいえ癌を患ってしまうと、やはり妊娠・出産にも影響がある場合もあります。

今は様々な方法で治療をしながらも妊娠・出産の方法が模索されていますが、やはり治療が優先されるのが現状。だからこそ、将来妊娠・出産を望むのであれば『健康』に気をつける事はとても大切なのです。

癌発症の低年齢化

shutterstock_474456661

先日も著名人の方が若い年齢で乳がんを発症し話題になっていますが、女性にかかわりの深い乳がんや卵巣がんにおいては1980年の調査と比較しても明らかに癌発症の低年齢化が進んでいます。

今まで癌といえば、50代 60代以降の方が発症するイメージが強い疾患でしたが、乳がんに関していえば、40代で患者数のピークが来ているのが現状ですし、30代で癌を患ったという話を聞くことも珍しくなくなりました。

女性の癌 羅患比率は乳房(23%)、大腸(15%)、胃(11%)、肺(10%)、子宮(7%)(※公益財団法人 がん研究振興財団 がんの統計 14より)と言われています。

女性の癌でも特に多く、また低年齢化が進んでいる乳がんについて今回はお伝えしたいと思います。

癌発症の要因

shutterstock_432323584

・生活習慣によるもの(運動不足 肥満など)
・食習慣によるもの
・環境によるもの (ストレスなど 喫煙など)
・その他(ウィルス 外的ホルモン等)
・遺伝的なもの

遺伝的なものは5%~10%程度と言われており、多くは生活習慣や食習慣や環境に起因するものと言われています。
特に乳がんに関しては、肥満や欧米型の食生活、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)が発症因子としてあげられています。

遺伝的なものは5%~10%程度と言われており、多くは生活習慣や食習慣や環境に起因するものと言われています。
特に乳がんに関しては、肥満や欧米型の食生活、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)が発症因子としてあげられています。
それ以外にも初潮の低年齢化や出産の高齢化・出産経験が少ない事もリスク因子となります。初潮が早くはじまり出産経験が少ない場合や、高齢出産の場合、それだけホルモンにさらされる期間が長い為に乳がんリスクがあがると言われています。

また、ホルモン剤を与えられた食品やエストロゲンを多く含む食品を過剰に摂取することで癌発症のリスクが上がるとも言われています。

身体によいから、健康によいからと言って同じ食品を取り続ける事も場合によっては癌発症のリスクをあげる結果となってしまいます。

それ以外にも体温が低い事、自律神経の乱れ(交感神経に偏りすぎ)も癌発症の要因の一つではないかという意見もあります。

検診はがん予防になるのか?

shutterstock_280950482

著名人の癌発症がわかると、多くの方が念のために検診に行こうという動きになります。
検診自体は悪いものではなく、検診で早期発見されたからこそ今も元気に過ごしているという方はたくさんいらっしゃいます。

しかし、検診はあくまでも結果です。わかるのは癌細胞があるかないかです。検診そのものが癌を予防することは出来ません。もちろん、疑いのある細胞がみつかり、その後生活習慣を自ら改善することによって予防につながる人もいるでしょう。

しかし、あくまでも自分で生活習慣を見直したからこその結果だったりします。検診を受けたことで安心して同じ生活をしていれば、次の検診時に癌がみつかることもあるのです。

私自身、健診の仕事をしていたころはそんなお話をいくつも耳にしてきました。
「きちんと検診に行っていたのに・・」と。

また、残念ながら検診の制度は100%ではありません。だからこそ、自らの生活習慣を見直す事が必要になってきます。

日常で出来る予防

shutterstock_423739798

・欧米型の食生活から和食を取り入れた食事への見直し
・休息をしっかり取る
・ストレスを溜めない
・体温をあげる
・定期的な触診による自己検診

これらの事をやれば絶対癌にならないわけではありませんが発症リスクは下げる事が出来ます。特に肥満や脂肪過多の食事は乳がんの発症率をあげる要因になっています。

毎日は無理でも、「そういえばパスタや洋食が続いていたから、今日は和食にしよう」と少し意識するだけでも変わってきます。

また、20代30代はついつい無理をして頑張りがちですが、たまにはゆっくり休む事も意識してみてください。休む事によって身体の細胞は再生・修復を繰り返しまた元気になってきます。

だからこそきちんと休む時間、リラックスする時間を確保してあげる事も大切だったりします。もちろん、そのためにはある程度、勤務体制や福利厚生が充実しているサロンを勤務先として選ぶことなども必要なのかもしれません。

仕事を頑張ることも、将来に思いをはせる事もまずは自分の健康があっての事。
少し意識してもらえるきっかけになればと思います。

専門家プロフィール

笛吹 和代(うすいかずよ) 

笛吹 和代(うすいかずよ) 

臨床検査技師、不妊カウンセリング学会 正会員、健康管理士一般指導員

妊活アドバイザーとして妊活・不妊治療に関する講座や個別相談を開催。
10年余り会社員として、仕事が趣味と言えるぐらいハードワーカーな日々を過ごすものの、不妊治療と仕事の両立に悩み退職を決める。自分自身の経験を元に『好きな仕事 やりがいのある仕事を妊活の為に断念する女性が少しでも減ってほしい』という思いを持って、妊活・不妊治療に関する講座や個別相談、健康に関する講座を行っている。

この記事に関連するタグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

PAGE TOP